「英語を話せるようになるために、とにかくたくさん話す!」とオンライン英会話に挑戦する人は多いですが、実際にオンライン英会話を効果的に使いこなせている人はなかなかいません。
▶︎ オンライン英会話をやっても、全然英語が出てこなくて辛い。
▶︎ オンライン英会話をやっても、いつも自己紹介ばかり…。
▶︎ このままオンライン英会話を継続して、英語力は伸びるのだろうか?
オンライン英会話に取り組んでいるほとんどの人は、このような悩みを抱えています。
(実際、僕のコーチングに申し込まれる方の多くが「オンライン英会話をうまく使えていない」という悩みを持っています…)
これからお伝えするオンライン英会話の効果的な使い方さえ学べば、これらの悩みは一気に解決できます。
この記事では、これまで28,000分(25分 x 1000回以上)のオンライン英会話レッスンを受講してきて、TOEIC満点・英検1級まで取得した僕自身の経験を踏まえて、これらの疑問にすべてお答えしていきます!
目次
オンライン英会話を絶対にやるべき理由
まず、なぜ英語を学ぶ全ての人がオンライン英会話をやるべきかについて、少しだけお話させてください。
ちなみに、僕が個人的に受講しているのがDMM英会話であるため、具体的な話はDMM英会話を例に挙げています。
ですが、いろんなサービスの無料体験レッスンなどを受講したりして、是非ご自身に合うサービスを見つけてください。
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たくさん英語が話せる
英語を勉強していて、一番難しいのが「英語を話す時間を確保すること」です。
でもオンライン英会話はマンツーマンで毎日受講できるので、確実に1日25分の英語を話す時間を確保することができます。
いつでも、どこでも受講できる
またオンライン英会話は、時間や場所を選ばずに受講できることもメリットです。
今ではDMM英会話をはじめ、24時間いつでも受講できるサービスも出てきています。
とにかく価格が安い
そして何よりも魅力的なのが、とにかく価格が安いことです。
例えばDMM英会話であれば、月額6,480円から毎日25分のレッスンが受けられます!
もはやコーヒー1杯と変わらない値段です。
英語学習を習慣化できる
オンライン英会話は、毎日受講できるプランも多く習慣化に役立ちます。
また、これからお話するように、レッスンの前後で予習復習ができれば、毎日1時間の英語学習を習慣化することも可能になります!
オンライン英会話の効果的な使い方
ここからはオンライン英会話の効果的な使い方についてお話ししていきます。
オンライン英会話を効果的に使うためには、とにかく予習・復習の徹底が不可欠です。
逆に、ここさえしっかり押さえておけば、オンライン英会話は確実に成果が出ますし、できていなければ何千時間やっていても効果は実感できません。
オンライン英会話は予習・復習が全てです!
>>【英語のスピーキング勉強法】独学で英語の話す力を鍛えるためのトレーニング8選
オンライン英会話の「予習」
いつでも気軽に英語を話せるからといって、予習をせずに何となくレッスンばかり受けていても英語力は伸びません。
この予習をしているかどうかで、レッスンの質が何十倍も変わってきますので、ここからご紹介する内容はしっかりメモをとりながら読んでください!
話すトピックを決める
まずは「話すトピック」を事前に決めておきます。
オンライン英会話のレッスンは必ず “How are you?” (元気ですか?) や “How was your weekend?” (週末はいかがでしたか?) のようなやりとりから始まります。
ですので、それに対する返事を事前に考えておくと、スムースに自分が話したいトピックに会話を持っていくことができます。
ちなみに日本人の多くは、このタイプの質問に慣れていないので、この一番最初の出だしでつまずきがちです…。
先生:Hi, how are you?
(こんにちは、元気ですか?)
自分:Good, thanks!
(はい、ありがとうございます!)
先生:How was your weekend?
(週末はどうでしたか?)
自分:I went camping with my friends and I just came back home last night.
(友達とキャンプに行って、ちょうど昨日の夜帰ってきたところです)
>>『“How are you?”への返事は、準備しておく』
話したい内容を英語で書き出す
話したいトピックを用意するだけでも、オンライン英会話のレッスンの質をかなり上げられます。
でも、もし可能であれば予習の段階で、話したい内容を英語で書き出すことにもチャレンジしてみましょう!
トピックについて英語で書き出すことで、頭の中の情報を整理でき、そのプロセスでその話題を話すために必要な英語表現を調べることもできて一石二鳥です。
話す内容のアイディアと、必要な表現が一気に準備できます!
I went camping with my friends last weekend. We met up Saturday morning and headed to the campsite. We stayed there for one night. We’d been planning this for a year, and we had a lot of fun!
(先週は友達と一緒にキャンプに行きました。土曜日の朝に待ち合わせて、キャンプ場に向かい、そこで一泊しました。1年間計画していたキャンプだったので、とても楽しかったです!)
画像を用意しておく
もう一つおすすめなのが、レッスンで話したいトピックに関連する画像を用意しておくことです。
例えば週末に行ったキャンプの話をするとしたら、そのキャンプ場から見える景色などの写真があると会話がはずみます。
自分:Let me show you some of the pictures that I took when I went camping!
(キャンプに行った時に撮った写真をいくつかシェアさせてください!)
先生:Oh, they look great!
(すごく良い写真ですね!)
またこんな風に質問を投げかけると、自然な英語で写真を表現するためのヒントをもらえます。
I would like to describe this picture in English. Can you help me with that?
(この写真を英語で描写したいのですが、手伝ってもらえますか?)
トピックについて情報収集をする
また話したいトピックについて、情報収集をしておくと英語で話しやすくなります。
身の回りのことではなく、例えば社会的な話をするときなどは、すぐに意見が出てこないことがあります。
そんなときは、日本語でも英語でも大丈夫なので、関連する記事などを読んでおくようにしましょう。
もし英語でも読めるようでしたら、ぜひ関連表現などもピックアップしておくといいです!
What can governments do to improve people’s health?
(人々の健康のために政府は何ができるか?)
例えばこんなトピックを選んだとしたら、社会福祉などの記事を読んでみると、オンライン英会話が始まってからスムースに議論できるようになります。
質問を用意しておく
最後に、とてもシンプルなことではありますが、オンライン英会話を通して「疑問を解決する」ことにもチャレンジしてください。
ここからは質問のパターンと、それぞれのシーンで使えるフレーズをご紹介します!
❶単語や表現の使い方を聞く
単語帳で出会った単語が、なかなか使えるようにならないことってありますよね。
そんなときは、オンライン英会話の講師に「そもそもその表現は一般的に使われるものなのか?」また「どのような英文で使うのが自然なのか」について尋ねてみてください。
Is this a common phrase?
(これは一般的なフレーズですか?)
How do you think I could use this in a sentence?
(どうやったらこれを文の中で使えると思いますか?)
Could you give me a couple of different examples, please?
(いくつか例文を作ってもらえますか?)
❷映画のスクリーンショットを共有する
Netflixなどで見ている映画やドキュメンタリーで、辞書を引いてもわからないセリフが出てくることってありますよね。
そんなときは、そのシーンをそのままスクリーンショットで撮って、それらを共有して質問してしまいましょう。
I watched a movie called The Intern, but there was some dialogue that I couldn’t understand.
(映画『マイ・インターン』を観たのですが、わからない会話がありました。)
ただし、前後の文脈がわかりにくいと、ネイティブであっても正確にそのフレーズの意味を推測できないことがあります。
ですので、講師が文脈を正確に理解できるように複数のスクリーンショットを撮っておくことをお勧めします。
また Language Reactor (旧 Language Learning with Netflix) を使うと、右側にそのシーンの前後の字幕がまとめて表示されるので、質問をするときにも重宝します。(下の画像がその機能を使ったときの Netflix の画面です)
>>【Netflixで字幕を同時表示】Language Reactor (旧 Language Learning with Netflix) の使い方・設定方法
❸ニュース記事を共有する
基本的に映画とやることは同じですが、英語の記事を読んでいてわからない表現に出会ったときも、URLを共有したり、文や画像を見せると質問がしやすいです。
単語がわからない時には、こんな風に聞いてみましょう。
I’ve read this article, but I didn’t understand what this word meant.
(この記事を読んだのですが、この単語の意味が分かりませんでした)
もし単語はわかるけれども意味が掴めない場合は、こんな風に質問して、文ごと言い換えてもらうといいです。
Would you please rephrase this sentence?
(この英文を言い換えてもらっても良いですか?)
レッスン前にリクエストを送る
またレッスンが始まってから、自分が希望するレッスンをリクエストできない…という方もいらっしゃいます。
そんなときは、予約時のメッセージで、自分がどんな話題について話したいかをリクエストしておくのもお勧めです。
Hello! I would like to talk about my weekend. I have a piece of writing I’d like to go over, and some pictures to share with you. I’m looking forward to seeing you!
(こんにちは!今日は週末のことについて話したいと思っています。一緒に取り組みたいライティングと、共有したい写真がいくつかあります。授業でお会いできるのを楽しみにしています!)
>>『スピーキング力は、オンライン英会話の「予習」で伸ばす』
オンライン英会話の「復習」
ここからはオンライン英会話の効果的な復習の仕方について話していきます。
どんなにしっかり予習をしてレッスンを受けても、そこで得た新しい知識が定着しなければ意味がなくなってしまいますので、この復習まで含めてしっかりやり切るようにしましょう!
復習のやり方は、学んだ知識がしっかり定着するなら、どんなやり方でも大丈夫です。
ここでは例として①プリントアウトするやり方と②Ankiというアプリを使う2つのやり方をご紹介しますが、実際にはAnkiを使うのが圧倒的に効率が良いです。
プリントアウトする
一番シンプルなやり方は、レッスンで学んだフレーズやセンテンスを印刷して、覚えるまで何度も復習をすることです。
ほとんどの人はレッスンを受けた後に復習をしないので、これができるかどうかでかなり差がつきます。
決してすぐに使えるようになる必要はありませんが、その表現を使えるタイミングが来たときに、すぐに出てくるように記憶の引き出しにいつでも取り出せるようにしまっておくイメージ取り組んでいきましょう。
ただ実際には、アナログで適切な頻度の復習をコントロールするのはかなり難しいので、これからご紹介するAnkiというアプリの活用をお勧めします!
Ankiアプリに入れる
Ankiは脳科学に基づいた適切なタイミングで復習を促してくれるアプリです。
このアプリを使えば、少ない時間で最も効率的にたくさんの英語表現を定着させることができます。
簡単に言えば、忘却曲線にしたがって忘れる前に復習を促してくれる、フラッシュカードアプリです。
僕自身もこのやり方で毎日10~30個の表現をAnkiに入力していますが、無理のない負荷で確実に表現力を増やすことができています。
僕はこのやり方で1年間で5000個以上の表現を覚えました!
【最強の英単語アプリ】Anki の使い方のコツとカードの作り方
オンライン英会話との向き合い方
ここまでは具体的な予習と復習の仕方についてお話ししてきましたが、これだけが全ての勉強法ではありません。
学習の仕方は十人十色ですので、この記事を読んでいるあなた自身の「正解」があります。
それは他の誰かが教えてくれるものではなく、自分自身で見つけなければならないものです。
そして、自分にとってベストの勉強法を見つけるためには、オンライン英会話との向き合うための正しいマインドセットが必要になります。
この記事の締めくくりに、オンライン英会話との向き合い方について3つのポイントをお話しします。
レッスン内容は自分で組み立てる
オンライン英会話の主人公は自分です。仮に自分がお金を払っているお客さんだとしても、自分自身が主体的に授業を作っていく必要があります。
この心構え一つで、オンライン英会話の成果は大きく変わってきます。
・先生から教えてもらうのではなく、先生から知識を引き出しにいきましょう。
・自分の希望を汲み取ってもらうのを待つのではなく、自分のリクエストははっきりと先生に伝えましょう。
・先生ばかり話して自分が話せていないと思ったら、もっと話せるよう事前の準備をやり込みましょう。
一人でできることは一人でやる
オンライン英会話で先生と話せる時間は限られています。
ですから、オンライン英会話で先生と話す時間は、先生がいないとできないことにフォーカスし、一人でできることは事前にやっておきましょう。
そうすると、オンライン英会話そのものよりも、予習と復習の方がずっと時間がかかることに気づくはずです。
そのバランスが大切です。あくまで予習復習がメインであって、オンライン英会話自体はおまけでしかありません。
自分と合う先生を見つける
最後に、オンライン英会話を継続するコツは「自分と合う先生を見つけること」です。
例えばDMM英会話では、先生の情報を星5段階の評価やレビューで見ることができますが、それらの情報はあくまで参考程度です。
星5つでも自分と合わない先生はいますし、悪いレビューを書かれていても、自分と相性の良い先生もいるものです。
ですので、ぜひご自身と合う先生を見つけて、オンライン英会話を通して英語力をアップさせていってください!
レビューはあくまで参考程度に見ましょう。
まとめ
ここまでオンライン英会話の効果的な使い方についてお話ししてきました。
オンライン英会話を効果的に使いこなすためには、何よりも予習復習を徹底することです。
そして授業中に使うべきフレーズについても、こちらの記事で紹介したものなど事前にしっかり準備しておきましょう。
ただ、今回ご紹介させていただいたオンライン英会話の活用方法はあくまでも僕が実践しているもので、数ある勉強法の中のほんの一部に過ぎません。
ですから、まずはここを足掛かりにしてオンライン英会話にチャレンジし、そこから少しずつご自身に合う勉強法を見つけていってください。
自らが主体的になってオンライン英会話に取り組む姿勢さえあれば、きっとここに書かれていないあなた自身にとってベストな勉強法が見つかるはずです!
僕が定期的に開講しているコーチングでは、オンライン英会話の効果的な活用法についてもお伝えしています。ご興味がある方は下記のバナーから詳細をご確認ください!