【365日x2年間】英作文を毎日ガチでやり続けた結果。

公開日:2022.01.14
英語学習ロードマップ

英語でスラスラ書いたり話せるようになりたい!

それなら「英作文」を毎日するのがオススメです

こんにちは。上田哲也 (@English09040) です。

今回は、約2年間にわたって毎日欠かさず英作文をしてきて、僕の英語力がどう変化してきたかをお話ししたいと思います。

・英作文ってメリットあるの?

・英作文ってスピーキングにも効果あるの?

・どうやって英作文すれば伸びるの?

もしこんな風に一度でも考えたことがあるとしたら、きっとこの記事がお役に立てるはずです。

この記事では僕の実体験に基づいて…

・2年間英作文を継続したことによる英語力の変化

・僕が実践していた英作文の手順

などはもちろんのこと…

・話す力を伸ばすための英作文のやり方

・英作文とオンライン英会話の合わせ技

・英作文で使った表現を確実に定着させる方法

などについてお話ししていきます!

結論からお話しすると、英作文でめちゃくちゃ英語力は伸びます

詳しくは後ほど解説しますが…

僕はこの2年間で、表現力が格段に増えて、書く力はもちろんのこと、話す力が圧倒的に伸びました。そして、書いたり話しせるようになると、当然読む力・聞く力も必然的に上がります。

ただし、やり方によってはいくら書いても英語を話す力が伸びないこともあるのでご注意ください!

これは僕も個人的に失敗したことがある話なので、皆さんも同じ道を辿らなくて大丈夫なように、この記事の最後で詳しくお話しさせていただきます。

この記事を書いた人
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上田 哲也

経歴 立教大学 →バンクーバー留学(1年間)→鉄鋼商社→フリーランス
お仕事 企業研修|オリンピックボランティア育成研修|神奈川県 外国人観光案内ボランティア研修|IELTS専門学校 PlusOnePoint|DMM英会話 なんてuknow? 回答者
資格 TOEIC990点|英検1級|国連英検特A級|IELTS8.0
著書 『時短省力私の英語勉強法』(明日香出版)
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この2年間でやったこと

僕がこの2年間で700以上の英作文をやってきました。

(厳密には2020年1月下旬から、2021年12月末までです)

ちなみにライティングのトピックは、IELTSのSpeakingの問題をメインに使っていました。

トピックはIELTSじゃなきゃだめ?

トピックを選ぶ基準は「自分が話したいかどうか」です。

極端な話、自分の興味がある分野であれば何でも良いですし、逆に全く興味のないトピックは絶対にやめた方がいいです。(練習しても使うチャンスがないので)

ちなみにIELTSは身の回りの話から、適度にアカデミックなトピックもあるので、個人的にはとても良い練習になりました。

 
POINT

トピックは「自分が話したい」と思えるものなら何でも大丈夫

毎日英作文なんてストイックじゃないとできないよ

「毎日英作文」とさらっと言ってはいますが、たしかにきついです。

ポイントは毎日やることを明確にして、淡々とやっていくことです。そのため個人的には、毎日月末に翌月のトピックを全て選んで、毎日1つずつ英作文をしていくスタイルでやっていました。

ちなみに、英語を習慣化するための、今日から実践できる具体的なステップについては、こちらの動画でお話をしています。

【モチベーション不要】英語学習を継続する!習慣化の技術【4選】

英作文による英語力の変化

英作文を2年間をやったことによる明らかな変化は、表現力が格段に増えたということです。

例えば「長い間」であれば for a long time のような表現を使う方が多いと思いますが、2年間ずっと英作文をやっていると、このような表現が身につきます。

for an extended period of time

for a prolonged period of time

for a sustained period of time

また他にも文脈に応じてこのような表現も柔軟に使えるようになります。

for many hours

for decades

他にも繋ぎ言葉のバリエーションも増えました。

it is for this reason (そのような理由で)

this being the case (そうであれば)

with that said (とは言え)

as a side note (ちなみに)

こういった表現は、スピーキングの試験の評価の対象にもなるので、ぜひ日頃から磨いておきたいスキルです。

そして、あらゆる分野において話せるようになったのも、2年間英作文を続けてきた大きな成果です。

以前の僕はジャンルによって全く話せない分野がありました。

・アート

・映画

・スポーツ

・音楽

例えばアートだったら「感性を磨く」とかそういう表現が難しいのですが、これまで「アート」について話したことがなければ当然わかりません。

でも調べると、このような表現が出てきます。

develop one’s taste

また、映画を語るとしたら「〜で主演を務める」は動詞で star in と言います。また「主人公」は a lead character と言います。

〜で主演を務める = star in

主人公 = a lead character

ある程度英語をやってきている人にとっては、決して難しいフレーズではないはずです。

それでも、かなりの英語上級者でも言えない人が多いのは「知らないことは話せない」からなのです。

 
POINT

「話せるか話せないか」は「知っているか知らないか」ということ

どんなに英語が苦手な人でも、自己紹介であれば比較的スラスラと話せます。それは単純に「話し慣れているから」です。

それと同様に、仮に今は話せないトピックでも、しっかり練習をしさえすれば、実は自己紹介と同じくらいのレベルで話すことはできるのです。

だからこそ、そのためにやるべきことは、まずはそのトピックについて書くことなのです。

 
POINT

話せるトピックを増やすために、まずはとにかく書く練習をして慣れる

英作文で実践していた手順

僕が実際にやっていた手順は、ざっくり3通りです。

①いちから書く

②記事などを要約する

③ネイティブに代わりに書いてもらう

ネイティブに書いてもらうって反則でしょ

…と思う人もいるかもしれませんが、一つひとつ、しっかり説明していきます。

まず大前提として、僕が英作文をしてきた理由は3つです。

・自分のことを表現する

・新しい表現を盛り込む

・自然な英語に仕上げる

基本的には「英作文」というスタイルですが、これらの目標を達成できるなら何でもありというのが僕の方針でした。

そのため、英作文をいちから自分で書くことにはこだわりませんでした。

ですので、社会的な内容のトピックであれば、オンラインで記事を読んで、その中で使われている英語をできる限り盛り込んで英文を作りました。(ほとんど英文記事の切り貼りみたいな英作文もあります)

でも自分の身の回りのことを話すとなると、オンラインに記事はないよ

たしかに、個人的な内容(家族のこと、学校生活のことなど)を書く場合は、オンラインの記事の要約のようなやり方はできません。

ですので、その場合は自力で英語を書いていきます

ただし、ただ普通に書くだけでは表現力は増えません。ですので、新しい表現を盛り込むために、辞書を使って良さそうな表現はどんどん取り入れていきました。

 
POINT

表現力を増やすために、新しい表現はどんどん取り入れる

またもう一つは、ネイティブに書いてもらうやり方です。

これには、基本的には3つのやり方があります。

①自分で書いた英作文を全てリライトしてもらう

②キーフレーズだけ共有して英作文をしてもらう

③口頭で説明していちからネイティブに書いてもらう

繰り返しになりますが、目的はこれら3つですので、必ずしも自分で英作文をするということにはこだわりませんでした。

・自分のことを表現する

・新しい表現を盛り込む

・自然な英語に仕上げる

ただし、このやり方には一点注意点があります。

ネイティブに書いてもらった英文は、本当に自分が伝えたいこととは少しずれることが多いです。そのため、レッスン終に自分なりに再度リライトして、先生に最終チェックをしてもらうと良いです。

ですが、最初のうちはニュアンスをネイティブに細かく伝えるのが難しいので、できれば英語をサポートしてくれる人がいれば理想的です。

ちなみに、僕が実施しているコーチングについては、下記のバナーからチェックしてください!

【講座概要】英文法 x コーチング

英作文 ✖️ オンライン英会話&英単語アプリ

英作文が効果的なのはわかったけど、実際に話したりする場もないし、新しい表現もすぐ忘れちゃうよ

最後に「オンライン英会話」と「英単語アプリ」の活用法についてもお話しします。

僕はこの英作文とセットで、オンライン英会話をほとんど毎日欠かさず継続していました。

基本的にオンライン英会話の目的は次の通りです。

①書いた記事を添削してもらう

②事前に独り言で練習したものを実践する

オンライン英会話の効果的な使い方【TOEIC満点・英検1級が語る】

【英会話】独学でスピーキング上達!「独り言」の効果的なやり方

そしてそれを最終的には、これらの英作文を英単語アプリ「Anki」に入力して、毎日復習して全て覚えていきました。

Ankiって何?

Ankiとは英単語・英語フレーズを最大限効率よく学ぶことができるアプリのことです。Ankiの詳しい使い方については、こちらの記事をご参照ください。

【最強の英単語アプリ】Anki の使い方のコツとカードの作り方 (裏表・穴埋めカード)

僕がこの2年間でAnkiに登録したフレーズは全部で4411個になります。

1日あたり6個程度ではありますが、自分が必要な表現だけを2年間でこれだけの覚えると、かなり景色が変わります。

おまけ:英作文の失敗談

ちなみに、かなり前のことにはなりますが…

僕が英検1級のスピーチの練習をしていた頃、同じように英作文をやっていた時期があったのですが、正直あまりうまくいきませんでした。

ですので、最後にその失敗談をシェアしたいと思います。

当時の学習プロセスはざっくりこんな感じでした。

・とにかく書きまくる (英語力が改善しない)

・書くだけで誰とも話さない (スピーキングが伸びない)

・ほとんど知っている表現の使い回し (表現力が増えない)

・新しい表現も使ったら使いっぱなし (知識が定着しない)

きっとここまで記事を読んでいただいた方はご察しがつくかと思いますが…当然このやり方では、英語力はなかなか伸びません。

書いた英作文へのフィードバックもありませんし、練習した英語もほとんど話していませんでした。そして、新しい表現も増やせていないし、定着もさせられていないですよね。

結果的に120個くらいスピーチのスクリプトを用意して、2次試験にも受かったのですが、今だったら100倍は効率良くやれるなと思っています。

まとめ

2020-2021年にかけて、毎日ひとつトピックを決めて、英作文をしてきました。

僕の場合、英作文の目的は次の3つでした。

・自分のことを表現する

・新しい表現を盛り込む

・自然な英語に仕上げる

そのため、アプローチは次の3通りでした。

①いちから書く

②記事などを要約する

③ネイティブに代わりに書いてもらう

また個人的には、この毎日のライティングに加えて、「独り言」「オンライン英会話」「Anki」を組み合わせると最強だと思っています。

つまり、英作文をしながら話す内容をリハーサルし (独り言)、ネイティブに前で披露してフィードバックを受けて (オンライン英会話)、新しい表現をどんどん覚えてストックしていく (Anki) というサイクルです。

これであらゆるトピックに対して、幅広い表現力で英語を話すことができるようになります。

英語力をアップさせる鉄則は、小さくても毎日必ず少しずつ前に進むことです。

英語は本当に少しずつレベルアップするもので、上達を実感するのが難しいくて挫折しそうになることもあると思いますが、こうやって毎日の英作文を書き溜めていくことで「自分はこれだけやったんだ」と自信を持つことができます。

ぜひ皆さんも「今日できること」をコツコツ積み重ねていきましょう!

日々の英作文をとおして、効果的に英語のスピーキング力を伸ばしていきたい方、ぜひ僕が開講するコーチングでサポートさせてください。コーチングの概要や無料カウンセリングの申し込みは下記のバナーからご確認ください!

【講座概要】英文法 x コーチング


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