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こんにちは。上田哲也 (@English09040) です。
「できれば文法の勉強はすぐに終わらせたい」
「英文法って無限にあるような気がする…」
「1冊で英文法を完璧にできるテキストがあればいいのに」
「どうせなら使える英語力を身につけたい」
みなさんは、文法を勉強していてこんな風に思ったことはありませんか?
本屋さんやアマゾンで探しても、英文法だけでものすごい種類があるし、「どこから手をつけたらいいんだ…」ってなりますよね。
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僕も一番最初に英語を勉強し始めたときは右も左もわかりませんでした…
僕も以前は、英語をやりたいという気持ちがあるのに、何をしていいかわからず、手当たり次第にテキストに手をつけては挫折を繰り返していました。
でも、ちゃんと1冊やり切るだけで、文法力を基礎から固めて、しかも「実際に使える英語力」をつけることはできます。
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文法だけ勉強して、本当に話せるようになるの?
もしかしたら、こんな風に思われているかもしれません。
英文法は言い換えれば、ネイティブがよく使う表現パターン。ですので、文法を知ればしるほど英語はずっと理解しやすくなり、話しやすくなるのです。
この記事では、そんな実践で使える英文法力を最短で身けるための文法のテキストをを紹介します!
目次
Grammar in Use は最強の英文法書
![](http://english06.com/wp-content/uploads/2021/12/Grammar-in-Use.png)
今回ご紹介する文法書はずばり Grammar in Use です。
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普段から僕の記事を読んでいる方は「なんだまたか…」と思われるかもしれませんが、もしまだ実際にこのテキストをやり切って身につけたということでなければ、最後まで是非お読みください!
Grammar in Use に取り組むことで…
①短期間で英文法を網羅的に学習でき、
②しかも実際に使える文法力を身につけられます。
ちなみに Grammar in Use にはさまざまな種類がありますが、ここでは Grammar in Use シリーズの中でも「中級編」と位置づけられる次の2つについてお話しをしていきます。
イギリス英語版 → English Grammar in Use
アメリカ英語版 → Grammar in Use Intermediate
それぞれ少しだけ名前が違いますが、内容はスペルや単語が少し違うだけで、レベルもクオリティも全く同じと言って差し支えありません。
Grammar in Use の詳しい分類や違いについて知りたいという方は、こちらの記事をご参照ください。
【2021年版】Grammar in Use の使い方を徹底解説(効果的な勉強方法・種類と選び方)
Grammar in Use をオススメする理由
僕自身けっこう色々な文法書を隅々まで読んできたのですが…「短期間」で「実践的な英語力」をつけるという意味では Grammar in Use 一択だと思っています。
ここからは、なぜ Grammar in Use 一択かという理由についてご説明します。
重要な英文法が「短期間」で身に付く!
まず何と言っても Grammar in Use は量がコンパクトにまとまっています。
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いやいや140ユニット (見開き140ページ) 以上あるのにコンパクトって…
たしかに、ぱっと見ただけでは膨大に見えるかもしれませんが、少し考えてみてください…。
1日2ユニットずつやり込めば3ヶ月、1日1ユニットずつ進めたとしても半年でやり切れる量です。
英語のメインの文法がほぼ全て、これだけの短期間で学べてしまうって、実はものすごいことです。
ちなみに、僕が普段参考にしている参考書のページ数を参考までにご紹介します。
ロイヤル英文法: 896ページ
現代英文法講義: 945ページ
いかがでしょうか…??もちろんこれらは分厚い方かもしれませんが、極端な話どんなに素晴らしい参考書でも、最初の1冊がこのようなボリュームでは、英文法をマスターするどころか、読み切ることすら難しくなってしまいます。
逆にもっと文字数が少なくて、イラストが多くて、読みやすい文法のテキストもたくさんあります。
たしかに、それらのテキストは「入り口」としてはとても良いのですが、やはり「これ1冊だけで」とオススメするには心もとない量です。
大事な英文法がカバーされていて、コンパクトであることが大切!
実際に「使える英語」が身に付く!
Grammar in Use は中身を見てみるとわかりますが、例文が「実際に使う英語」を意識して作られています。
ためしに、現在進行形と現在形を比較した例文を見てみましょう。
Let’s go out. It isn’t raining now.
(雨が降っていないので、今のうちにでかけましょう)
It doesn’t rain very much in the summer.
(夏はあまり雨が降りません)
※Grammar in Use Intermediate (Unit3) より引用
一方、受験英語の例文として有名な「クジラ構文」を例にとって見てみます。
A whale is no more a fish than a horse is.
(馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない)
いかがでしょうか。たしかにクジラ構文は少し極端な例かもしれませんが、「この例文は一体いつ使うんだ…」という例文が詰まった文法書というのは意外と多いものです。
こうやって比較してみると、Grammar in Use がいかに使いやすさを意識して例文が作られているかわかると思います。
もちろんクジラ構文そのものはとても大事な文法ですが、ここでは「例文」の質を示す例として取り上げています。
ただし、使用する上で一点注意があります。
Grammar in Use はとても優れたテキストではありますが、ただ問題を解くだけでは使える英語力は身につきません。
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実際に英語を使うシーンで、穴埋め問題は出題されないので、いくら問題が解けても意味がありません
ではどうすれば良いのか?
それは、実際にその英語を使うシーンを思い浮かべながら音読することです。
そしてできることなら、主語を “I” に変えるなどして、自分のことのように変えて話してみてください。
Kate wants to work in Italy, so she’s learning Italian.
(ケイトはイタリアで働きたいので、イタリア語を勉強している)
※Grammar in Use Intermediate (Unit3) より引用
例えば、Grammar in Use には、このような例文があります。
これを僕だったら、このように変えて音読してみます。
I want to work in Canada, so I’m learning English.
(私はカナダで働きたいので、英語を勉強している)
このようにして会話で頻繁に使われる英語のパターンを、何度も自分の口から出してリハーサルすることで、実際の会話でも英語が口から出てくるようになります。
使える英語を身につけるという意識を持って取り組む
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これらの詳しいやり方については、こちらの記事を合わせてご参照ください!
【2021年版】Grammar in Use の勉強法を徹底解説(ノートの使い方・音読の方法)
Grammar in Use (中級編) が難しいと感じたら
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Grammar in Use の中級編はちょっとまだレベルが高いな…
ちなみに、ここまで Grammar in Use (中級編) をお勧めしてきましたが、本当に英語が全くの初心者で、be動詞と一般動詞の違いもわかるか怪しい…という場合は、少し難易度が高いかもしれません。
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ちなみに僕が Grammar in Use Intermediate に取り組んだときのは「英検準2級」くらいのレベルでした
もちろん、実践的な会話力をつけるためには、Grammar in Use (中級編) までしっかり取り組んでいただきたいのですが、もし少し難しいと感じる場合は Grammar in Use (初級編) からスタートすることをお勧めします。
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イギリス英語版 → Essential Grammar in Use
アメリカ英語版 → Basic Grammar in Use
初級編にも、イギリス英語とアメリカ英語版がありますが、名前が少しだけ違うだけで内容はほとんど変わりません。
また初級編と中級編も、それぞれ同じような文法項目をカバーしています。でも、初級編の方が例文もシンプルで読みやすく、それぞれの文法項目もざっくりと大枠をわかりやすく解説してくれているのが特徴です。
また Grammar in Use には日本語訳つきのものもあるので、そちらも使うのもありです。
Grammar in Use にはたくさんの種類があるので、どれを選んでいいか迷ってしまったらこちらのページをご参照ください。
【2021年版】Grammar in Use の使い方を徹底解説(効果的な勉強方法・種類と選び方)
また僕自身が定期的に開講する【Grammar in Use 講座】では、動画による各ユニットの解説やレッスンでの解説を通して、確実に1冊を完璧に仕上げることをサポートさせていただきます。詳細は下記のページからご確認ください。
英文法講座 & コーチング【概要】
おわりに
はい、ということで、今回は「英文法を1冊で完璧にする」というテーマで Grammar in Use についてご紹介させていただきました。
ちなみに僕自身、英語を勉強し始めて最初に取り組んだのが、このGrammar in Use Intermediate でした。
実は、僕は私立の学校に通っていて授業で Grammar in Use を使っていたのですが、当時は全くやる気がなく卒業後すぐに捨ててしまっていたのですが、僕が留学に行くきっかけをくれた友人に勧められて改めて購入して本格的に勉強を開始しました。
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今思い返せばとても恵まれた英語の授業を受けていたんだなと思います…
そして、Grammar in Use を買ってから、短期間で一気にやり込んだことで、今につながる英語力の土台を作ることができました。
正直、英文法書ってものすごい数ありますし、どの文法書もそれぞれ素晴らしい点があります。
でも、やっぱり英文法を一通りやり切るには「これさえやれば大丈夫」と信じる気持ちが大事で、それがないとこれだけの量をやり切ることはできないものです。
ですから、この記事が当時の僕のように「英語をやらなきゃいけないけど、何から手をつけていいかわからない」という人たちに届いて、そんな人たちの背中を少しでも押すことができたら、それ以上に嬉しいことはありません。