【2023年版】Grammar in Use の種類と使い方・勉強方法を徹底解説

公開日:2013.05.18
英語学習ロードマップ

Grammar in Use ってよく聞くけどすごいテキストなんですか?

Grammar in Use は文法書の世界的なベストセラーです

僕自身10年近く愛用してきて、英語力ゼロだった僕も Grammar in Use を徹底的にやりこみTOEIC満点や英検1級を取得することができ、そして今では Grammar in Use を使った英文法講座も開催するに至っています。

▶︎ 自分は Grammar in Use を使うべきなのか?
▶︎ どの Grammar in Use を購入すればいいのか?
▶︎ そもそも Grammar in Use ってどんなテキストなのか?
▶︎ 効果的な Grammar in Use の使い方は何か?

この記事では、そんな Grammar in Use を10年以上に渡って愛用し続けてきた僕が、Grammar in Use に関するあらゆる疑問にお答えしていきます。

Grammar in Use の著者マーフィーさんの来日イベントに登壇し、ご本人と対談までさせていただきました!



Grammar in Use の種類

種類が多すぎてどれを選んでいいか分かりません…

もしどの Grammar in Use を選んでいいか迷っている方は、まず下記のポイントと表だけご覧いただけたらきっと Grammar in Use の分類がクリアにわかるはずです!

①Grammar in Use にはイギリス英語版とアメリカ英語版がある
②Grammar in Use には上級・中級・初級のレベルがある
③上級編 (Advanced) があるのはイギリス英語版だけ
④日本語訳付きがあるのはアメリカ英語版だけ

また Grammar in Use は版を重ねるごとに表紙のデザインが大きく変更されます。そのため、一見たくさん種類がありそうに見えますが、メインの種類はこちらの表の通りです。

最新版については「ケンブリッジ大学出版」の公式ホームページをチェックするのが確実です

Grammar in Use は種類が多そうに見えますが、基本的には表の8種類のみです!

ここからそれぞれの種類について、詳しく解説していきます。

>>【徹底比較】Grammar in Use 「アメリカ英語」と「イギリス英語」 選ぶならどっち?? >>【徹底比較】Grammar in Use 初級編と中級編 選ぶならどっち??

Grammar in Use イギリス英語版

Grammar in Use はケンブリッジ大学出版の書籍ですので、オリジナルの Grammar in Use はイギリス英語をベースとしています。ですので、バージョンが新しくなるときはイギリス版が先に出て、アメリカ版はそれを追うように出版されます。

イギリス英語版には、Essential Grammar in Use(初級編)、English Grammar in Use(中級編)、Advanced Grammar in Use(上級編)の3種類があります。

Q 最新のバージョンを買うべきか? 英語自体が大きく変化することはありませんので、古いバージョンの Grammar in Use でも十分に質の高い文法学習ができます。 Grammar in Use は定期的に改訂が行われていますが、内容が大幅に変わることは基本的にはないようです。例文が少し変わったり、イラストが現代風にアレンジされたり (たとえばスマホが登場したり) することはあるようですが、扱う文法項目が大幅に変わるということは基本的にはありません。

Essential Grammar in Use

イギリス英語版の初級編にあたるのが、こちらの Essential Grammar in Use です。

English Grammar in Use

イギリス英語版の中級編にあたるのが、こちらの English Grammar in Use です。一番最初に出版された Grammar in Use がこの「English Grammar in Use」でそこから派生する形で、初級編や上級編、そしてアメリカ英語版、日本語版が誕生しました。そのため、日本でも最もよく知られたテキストが、こちらの English Grammar in Use となります。

Cambridge University Press
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Advanced Grammar in Use

イギリス英語版の上級編にあたるのが、こちらの Advanced Grammar in Use です。こちらの上級編だけは、マーフィー氏の執筆ではないため、他の Grammar in Use シリーズとは若干雰囲気が異なるテキストとなっております。

Q 上級編 (Advanced) まで取り組むべきか? 個人的には上級編まで取り組む必要はないと感じています。 というのも初級・中級で、実践的な英語を使う文法はニュアンスに至るまで十分にカバーされており、上級までいくとかなり細かい文法にフォーカスすることになるからです。僕自身の経験からも、TOEIC900後半、英検1級くらいであれば Grammar in Use (中級編) のレベルで十分に対応できると感じております。

Grammar in Use アメリカ英語版

次に Grammar in Use のアメリカ英語版について解説していきます。アメリカ英語版は、イギリス英語版とは異なり、初級編の Basic Grammar in Use と中級編の Grammar in Use Intermediate の2種類があります。アメリカ英語版に上級編はありません。

Basic Grammar in Use

アメリカ英語版の初級編にあたるのが、Basic Grammar in Use です。

Grammar in Use Intermediate

アメリカ英語版の中級編にあたるのが、Grammar in Use Intermediate です。

Q イギリス英語版とアメリカ英語版の違いは?


基本的な内容はほとんど変わりません。

ただしスペルはそれぞれの国のスペルに合わせて表記されています。また前置詞なども地域によって異なる場合は、それぞれイギリスとアメリカのスタイルに合わせて表記されています。(例:on weekends [アメリカ英語] / at weekends [イギリス英語] など) また最も大きな違いの一つは、アメリカ英語版には「仮定法現在」が扱われていますが、イギリス英語版では代わりに should を使うので「仮定法現在」が扱われていないことかと思います。

Grammar in Use 日本語版

Grammar in Use シリーズのアメリカ英語版には、日本語訳つきのテキストがあります。Grammar in Use イギリス英語版には日本語訳つきのものはありませんのでご注意ください。

マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)

Basic Grammar in Use の日本語訳つきのバージョンです。

マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)

Grammar in Use Intermediate の日本語訳つきのバージョンです。

Q 日本語訳付きを買うべきか? いきなり全てを英語で読むことに抵抗がある場合は、日本語訳つきの Grammar in Use を購入するのもありです。 ただし Grammar in Use Intermediate (中級編) に取り組む実力があるのであれば、ぜひ英語のままトライしてください!英語を英語のまま学ぶことで細かいニュアンスを理解することができますし、また学習するプロセスでたくさんの英語をインプットできるからです。

Grammar in Use の構成

Grammar in Use の構成はこちらの通りです。

※これらはアメリカ版の目次ですが、イギリス版も大枠の内容は変わりません。

[Basic Grammar in Use アメリカ版(初級編)]

Unit 1-9 Present (現在形)
Unit 10-15 Past (過去形)
Unit 16-19 Present Perfect (現在完了形)
Unit 20-21 Passive (受動態)
Unit 22-23 Verb forms (動詞の形)
Unit 24-26 Future (未来表現)
Unit 27-34 Modals, Imperative, etc. (法助動詞と命令文)
Unit 35-37 There and it (There と it)
Unit 38-41 Auxiliary verbs (助動詞)
Unit 42-47 Questions (疑問文)
Unit 48 Reported Speech (間接話法)
Unit 49-52 -ing and to… (動名詞と不定詞)
Unit 53-56 Go, get, do, make, and have (基本動詞)
Unit 57-62 Pronouns and possessives (代名詞と所有格)
Unit 63-71 A and the (冠詞)
Unit 72-82 Determiners and pronouns (限定詞と代名詞)
Unit 83-90 Adjectives and adverbs (形容詞と副詞)
Unit 91-94 Word order (語順)
Unit 95-100 Conjunctions and clauses (接続詞と節)
Unit 101-111 Prepositions (前置詞)
Unit 112-113 Phrasal verbs (句動詞)

[Grammar in Use Intermediate アメリカ版(中級編)]

Unit 1-6 Present and Past (現在形と過去形)
Unit 7-17 Present Perfect and Past (現在完了形と過去形)
Unit 18-24 Future (未来表現)
Unit 25-35 Modals (法助動詞)
Unit 36-39 if and wish (仮定法)
Unit 40-44 Passive (受動態)
Unit 45-46 Reported Speech (間接話法)
Unit 47-50 Questions and Auxiliary Verbs (疑問文と助動詞)
Unit 51-66 -ing and to… (動名詞と不定詞)
Unit 67-79 Articles and Nouns (冠詞と名詞)
Unit 80-89 Pronouns and Determiners (代名詞と限定詞)
Unit 90-95 Relative Clauses (関係詞)
Unit 96-109 Adjectives and Adverbs (形容詞と副詞)
Unit 110-117 Conjunctions and Prepositions (接続詞と前置詞)
Unit 118-133 Prepositions (前置詞)
Unit 134-142 Phrasal Verbs (句動詞)

もしかしたら Basic (初級) と Intermediate (中級) もどちらも同じような単元が並んでいることに驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに扱う文法項目はほぼ同じですが、それぞれ説明の濃さが全く違います。Basic ではさらっと基本的な部分だけカバーする一方、Intermediate ではそれぞれの単元をとことん深く掘り下げていきます。

僕の Grammar in Use の講座に参加される方も「Intermediate の方がずっと中身が詰まっている」と感じる方が多いようです。

基本的なアプローチ

①左ページの解説を読み、右ページの問題を解く

仮に知っていると思っている英文法であっても、実際に問題を解いてみると解けないことはよくあるものです。ぜひ自信のあるユニットであっても、確認の意味で右ページの問題までしっかり解いておくことをお勧めします。

②間違えた問題はマークしておく

間違えた問題は必ずマークをつけておいて、後から復習をできるようにしておきましょう。間違えた問題のほとんどは、右ページの解説をしっかり読み込むことで解決できるはずです。

もしそれでもわからない場合は、すぐに理解できる必要はありませんので、一旦保留にしておきましょう。

2周目、3周目に戻ってくると分かるようになっていることもあります!

③答えは直接書き込まない

問題の答えを Grammar in Use に直接書き込んでしまうと、後から復習がしにくくなってしまいますので、直接書き込まないようにしてください。

僕自身が勉強していたときは、ノートや裏紙に答えを書くようにしていました。

また僕の Grammar in Use の講座に参加してくださる方達の中には、テキストをコピーしたり、PDF化してタブレット上で書き込んで解いたりする方達もいます。(これらの具体的な方法についてはこちらの記事に詳しく書いてありますので併せてお読みください。)

ぜひご自身にとって合うやり方を探してみてください!

POINT

Grammar in Use に直接答えを書き込まなければ、どんなやり方でも大丈夫です!

最初からすべて解き進める

基礎からしっかり固めたい、あるいはじっくり時間をかけて取り組みたい人は、全てのユニットに取り組むことをお勧めします。

繰り返しになりますが、 Grammar in Use は基本的な文法であってもニュアンスのレベルまで細かに学べるように工夫されています。ですので、仮に基本的な文法 (例えば「現在形」や「現在進行形」) であっても、学ぶことはたくさんあるはずです。

このように全て通しで取り組む場合は「1日1ユニットずつ」のように目標を決めて、3ヶ月程度で取り組んでみるといいかもしれません。

苦手なユニットだけ取り組む

ただし、全てのユニットに取り組む時間が無いという場合は、巻末の Study Guide の問題を一通り解いてから、自分の苦手な文法項目を洗い出してみるのもありです。

そうすることにより、本当に必要な部分だけにターゲットを絞って、効率良く Grammar in Use に取り組むことができます。

POINT

時間があって基礎から固めるなら「すべてのユニット」に、時間が限られていたり苦手な部分だけ克服したいときは「必要な部分だけ」に取り組みましょう。

問題全文を書き起こす

僕が初めて Grammar in Use に取り組んだときは、問題は解答だけではなく、文章ごと全てノートに書き写しました。

Please don’t make so much noise. ____________ (I / try) to work.

例えばこんな問題があったとしたら “I’m trying” だけをノートに書くのではなく、

Please don’t make so much noise. I’m trying to work.
(そんなに物音を立てないで。今仕事しようとしているんだから。)

のように全ての文章を書き起こしていました。

(引用:Grammar in Use Intermediate 1.4.1)

多くの方は問題の解答だけをノートに書いて、最後に答え合わせするやり方をするかもしれません。

でもそうやって単語や文の一部だけを切り取って書いていると、英文の全体像が掴めなくなってしまいます。そうすると結果的に自分で英語を話したり書いたりすることができなくなってしまいます。

一方、問題の文章を全てノートに書き写していくことで、英文を読んでからそれを書き写すまでの間、しっかり頭の中に英文をキープしておく必要があります。

英文を読んで、キープして、正確に書き写すというのは、想像以上に大変なことです。なぜなら、英文の構造をしっかりと把握した上で、正確にアウトプットしなければならないからです。

逆にこれが出来ないとしたら、英語を正確に理解できていないからかもしれません。

ちなみにこのとき、1単語ずつ書き写していくのではただの書き写しになってしまい「英文を正確に理解し、キープし、アウトプットする」という本来のプロセスからかけ離れたものになります。そうなると描き写しの効果は無くなってしまいます。

ですので、しっかりと英文をかたまりで理解して、それをノートに書き写すイメージで取り組むようにしましょう。

ただそ、この勉強方法は非常に時間がかかります。そのため、英語の基礎からしっかり固めたい英語初級者の方に特にお勧めの方法となります。

問題全文を音読する

僕が Grammar in Use の2周目に取り組んだ時には、全ての英文を納得がいくまで音読しながら解き進めました。(ノートには全文書くのでは無く、答えだけを書いていきました)

英語の基本的な文法がわかっていて、ある程度効率よく進めたい人は、こちらの方法で進めることをお勧めします。

音読をしながら解き進めるやり方では、先ほどご紹介した問題文全てを書き写すよりもずっと短い時間で進めることができます。

また、音読を取り入れることで、ただ文字で英語を読むだけでなく、文字と音を一致させながら、自分の口で正確に発音できるようになるメリットがあります。

(音読の具体的な方法についてはこちらの記事に詳しく書いてありますので併せてお読みください。)

例文の暗記暗唱する

文法を確実に使いこなせるようになるためには、例文の徹底的な暗記暗唱もお勧めです。

理解したり自分で使ったりするのが難しいなと感じる構文については、ぜひ例文をいくつかピックアップし、納得いくまで音読を繰り返し頭の中に刷り込ませていきましょう。

ここでいう暗記暗唱とは、ゆっくり考えながら英文を捻り出すようなものではなく、英文をさっと見ただけで一切つっかえることなく、すべての英文が口をついて出てくる状態です。

(暗記暗唱の具体的な方法についてはこちらの記事に詳しく書いてありますので併せてお読みください。)

練習で言えないことは、実戦でも言えません。ですので練習の段階でしっかり暗唱を仕上げておきましょう。

POINT

今の自分自身の英語力や、どれくらいの時間を使えるかに応じて、適切に勉強方法を使い分けましょう!

さいごに

Grammar in Use にしっかりと取り組むことで、文法力だけでなく、英語力の底上げができます。

文法がわかれば、英語を読んだり聞いたりする際の理解度は格段に上がります。また文法がわかれば、英語を書いたり話したりするときの精度もぐっと上がるはずです。

POINT

それだけ英文法というのは、英語の読む・書く・聞く・話すの全ての技能の根底にあるということです!

また Grammar in Useを活用して文法を勉強するときは、必ず「なぜ自分が英文法を学んでいるか」を明確に意識するようにしてください。

例えば僕が Grammar in Use に取り組んでいたのは、留学前に「英語を話す力」をつけるためでした。ですから全ての英文を書き起こし、納得がいくまで英文を音読しつづけました。

そして結果的に、留学先でも初日からホストファミリーたちと円滑にコミュニケーションが取れるようになっていました。

ですので常に「なぜ自分は Grammar in Use に取り組んでいるのか」ということを意識しながら、皆さんなりのアレンジを加えて Grammar in Use に取り組んでください!

POINT

Grammar in Use はただ解くだけでなく、目的意識を持って取り組むことが大切です!



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