こんにちは、上田哲也です。
本日は、英語学習のモチベーションを高めるための具体的なテクニックを5つご紹介したいと思います。
みなさんはこれまでこんな経験はありませんか?
・本当は英語をもっと頑張りたいのに、なかなか勉強が手に付かない
・英語のテキストを買ったけれど積ん読するだけになっている
・オンライン英会話を始めたけれど、忙しくて出来ない日が続いている
これは当たり前のことなんですが…英語学習をしなければ英語はうまくなりません。ですので、英語力を上げようと思ったら、このモチベーションをうまくコントロールしていくことが必要になります。
僕自身もこれからご紹介するような方法を取り入れながらモチベーションを維持して、10年以上に渡って英語学習を継続することができています。
過去に習慣化についての動画で「モチベーション不要」みたいなことも言いましたし、モチベーションに頼りすぎるのは良くないのですが、やはりモチベーションはあるに越したことはないわけです。
【モチベーション不要】英語学習を継続する!習慣化の技術【4選】
ですので、ぜひ今日ご紹介する5つのテクニックのうち、是非どれか一つでも実践して、皆さんのモチベーションアップに繋げていただければと思っています。
ちなみに、今回の記事を執筆するにあたっては、こちらの書籍を参考にさせていただいております👇
目次
ふたつのモチベーション
まず大前提として、モチベーションについては2つの捉え方があります。
ひとつ目が大きなマクロの視点、ふたつ目が小さなミクロの視点です。
マクロの視点
ミクロの視点
つまり、「自分はこうありたい」といった、あまり変化しないその人の根っこにある大きな動機づけと、その時々の気分のような変わりやすいものがあるということです。
①なりたい自分を言語化する
まずは、英語ができるようになって、どんな自分になりたいか、つまり「理想の自分」を明確にイメージしてください。
英検、TOEIC、IELTSなどで何点取るのか、英語が話せるようなった自分は何ができるのかなど、具体的に言語化していきます。
このように「理想とする自分」を意識することで、そのギャップを埋めようとする心理的な働きが生まれるわけです。ちなみに、これを「自己不一致理論」と言ったりします。
例えば僕の場合、CEFRのC2レベル(もっと言うと、ぎりぎりC2ではなく、英語が第二言語であることが気にならないくらいのレベル)を目指しています。具体的にはIELTSやVERSANTで満点をとれるくらいです。ですので、その目標を紙に書き出したりして、常にそれを見ながら日々英語を勉強しています。
ですので、皆さんももしまだ理想とする自分を言語化したり、紙に書き出していないとしたら、まずはここからスタートしてみてください。
②英語を学ぶ人たちと繋がる
次に、英語を学ぶ仲間を見つけましょう。
人は「あるべき自分」、つまり周囲の人から期待される自分であろうとするものです。
ですので、自分が理想とする人たち、この場合は英語をすでに勉強している人たちに囲まれることで、ポジティブな意味での同調圧力が働き、自らも英語学習をすることができるようになります。
今の時代、SNSなどを使うことで簡単に仲間を見つけることができます。試しにTwitterで「英語 学習」のように検索してみると、きっと英語を学ぶ仲間がたくさん見つかるはずです。
もし誰をフォローしていいか分からない時は、ぜひ僕のアカウント(@English09040) をフォローしてみてください!
ということで、ここまでがモチベーションの根っこの部分、つまりマクロ視点でのモチベーションについて見てきました。
僕の経験上、ここのモチベーションの土台が固まると、かなり英語学習が安定してくると感じています!
③楽しめるタスクを設定する
これまでは「マクロ」なモチベーションについて見てきましたが、ここからは、ミクロの視点でやる気について考えていきます。
まずは、「日々の英語学習で何に取り組むか」についてです。
きっと皆さんも、英語学習と一口に言っても、このテキストは好きだけど、あのテキストはまあまあ、といったことがあるかと思います。
例えば僕の場合であれば、Netflixなどでドラマや映画を使って勉強するのは大好きですが、難しい文法書を読んだりするのは、どちらかと言うとそこまで好きではありません。
このように、僕らのモチベーションというのは目の前のタスクによっても変化するものですので、次のことを意識してモチベーションをコントロールしてみてください。
適正に合った学習をする
まずひとつ目は、自分の適正に合った学習をするということです。
これはこちらの記事で詳しくお話しているのですが、人にはそれぞれ得意不得意があります。文法が得意だったり、発音に興味があったり、あるいは外交的な性格であれば人と英語で話すのが好きな人もいるでしょう。
英語学習にセンスは関係ない?
そして、その適正に合った学習をすることで、英語力を効果的に伸ばすことができ、学習プロセスも楽しめることが分かっています。
ですので、最終的には英語学習に必要な要素を全てカバーしていくとしても、自分の適正を考慮して、日々の学習のタスクを選んでみて下さい。
適切な難易度の学習をする
またもう一つ重要なのが、適切な難易度のタスクを設定するということです。
これは、人間は頑張ればできるというレベル感のタスクに対して最もモチベーションを発揮する生き物だからです。
例えば、英語を始めたばかりなのに海外ドラマや洋書にチャレンジしてしまって、難易度が高すぎて挫折してしまう人がよくいるのですが、こういう場合は例えば英検3〜2級くらいの素材から取り組むことでモチベーションを維持することができたりします。
ざっくり8~9割程度の内容を理解できる素材に取り組むことを目安としてみてください!
④やるべきことを明確にする
次に、何をするべきかを明確に意識しましょう。
人間は、漠然と「〜をやりたい」と思っているよりも、具体的な行動をイメージした方が行動に移す可能性が高くなると言われています。
やる気が無いなと思っていても、やるべきタスクが明確になったら意外とモチベーションが湧いてきたという人は多いのではないでしょうか。
例えば漠然と「文法を頑張ろう」と考えるのではなく、「毎週月曜日の朝8:00から、会社で仕事を始める前に、近くのカフェで Grammar in Use を1ユニットずつ進める」くらいの明確な行動を決めておきましょう。
何となく「英語頑張ろう」と思ったら、「いつどこで、何をやるのか?」とセットで自問するクセをつけておくのがオススメです。
もし今の自分がやるべき勉強方法に迷っているという方は、公式LINEで英語学習ロードマップを無料でプレゼントしていますので、そちらも参考にしてみてください。
⑤日々の学習をマネジメントする
最後に、日々の英語学習をしっかり振り返りましょう。
具体的には、1日の終わりや週の終わりに、計画していたことがしっかりできたか、できなかったなら何故できなかったのかを明確にして、どう改善するかまで考えるようにします。
個人的には、3ヶ月ごと、週ごと、そして1日ごとに、自分の行動を振り返るようにしています
ちなみに、こういう話をすると、そんな風にPDCAを回せるのはやる気のある人だけだ、と議論が最初に戻ってしまうことがあるのですが、一つ前の「やるべきことを明確にする」というステップを踏んでおくことで、このPDCAサイクルを習慣化することができます。
いつどこでPDCAを回すかを決めるだけであれば2分もあればできるはずですので、今すぐに決めてカレンダーに書き込んでおいて下さい。
あと僕のコーチングでも、日々の英語学習のサポートに加えて、この「振り返り」を受講生の方と毎週一緒にやっていますので、独りで勉強を継続するのが難しいなと感じている場合は、ぜひこちらのバナーからご相談いただけたらと思います。
英文法講座 & コーチング【概要】
まとめ
はい、ということで今回はモチベーションを高める方法について、具体的なテクニックを5つ紹介してきました。
①なりたい自分を言語化する
②英語を学ぶ人たちと繋がる
③楽しめるタスクを設定する
④やるべきことを明確にする
⑤日々の学習をマネジメントする
最初の2つはマクロな視点でのモチベーションです。
「なりたい自分」と「あるべき自分」を設定することで、そちらに現実の自分自身を合わせていこうという力が働きます。
後半はミクロな視点でのモチベーションです。
自分の適正に合った学習、自分の英語力に合った学習をすることで、目の前のタスクを楽しめるように工夫します。そして、日々やるべきことを明確にし、定期的に自分自身の学習内容を振り返るようにしてください。
メッセージ
モチベーションに関する相談は、本当によくいただくのですが…こういう記事を読んでくださっている時点で、既に皆さんのモチベーションは平均的な人より圧倒的に高いので、まずはそこに自信を持ってほしいなと思っています。
その上で、モチベーションを上げるためにやるべきことを把握して、できることをTo Doリストに入れて、無理の無い範囲で淡々とこなしていきましょう。
英語学習は長期戦ですので、もしまたやる気が出ないなというときには、いつでもこの記事に戻ってきて下さい。