こんにちは。上田哲也 (@English09040) です。
今回は、「英語学習の全体像」をできるだけわかりやすく解説していきます。
英語学習はなかなか成果が見えなくて、気が遠くなってしまうことがあるかと思います。
・英語学習に明確なゴールがほしい
・英語学習における自分の現在位置が知りたい
・どれだけ勉強すれば英語ができるようになるか知りたい
きっと皆さんもこれまで、こんな風に思ったことが一度はあるのではないでしょうか。
実は先日、それに対する僕なりの答えとして、こんなツイートをしたのですが、その反響が思いの外大きかったので、今回はこの詳細についてお話ししていきます。
海外で通用する英語力をつけるなら、文法は Grammar in Use 9割正解、語彙力はiKnow!で10,000語 (TOEFLコース全て) 覚える、発音はELSAを一通りやる、そして2000時間程度のインプットとアウトプットを7:3くらいの割合でやれば大丈夫…というのが僕の持論です。
— 上田 哲也|LINE限定『英語学習ロードマップ & 動画講義』プレゼント🎁 (@English09040) July 17, 2022
ちなみに、これは僕の現時点での考えであって、決して普遍の事実というわけではありません。
もちろん個人差などあるかとは思いますが、一つの目安にはなるかなと思っているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ふたつの前提
まず前提として、いくつかのことをはっきりさせておきましょう。
ここで言う「海外で通用する英語力」とは、これくらいのレベルを想定しています。
・英検1級
・TOEIC950〜
・言いたいことは何でも英語で話せる
・1対1の会話なら全く問題ない
・ビジネスで商談ができる
ちなみに現在の英語力は、これくらいを想定しています。
中高で英語を勉強してきたけれど、大人になって英語を少し忘れかけている人
英検3級〜準2級くらい
さて、ここからはそんな英語力をつけていくために、やるべきことを文法、単語、発音、インプット、アウトプットに分けてそれぞれ見ていきましょう!
①英文法
まず最初は英文法です。
文法力の基準としては、Grammar in Use を使うことをおすすめします。
Grammar in Use には初級編と中級編があるのですが、海外に通用するレベルを目指すのであれば、中級編の問題を9割くらい正解できるようにしておきましょう。
こちらのテキストは140ユニット以上あるので、1ユニットあたり2時間で学習すると仮定すると、ざっくり300時間くらいかかるかと思います。
そんなに時間無いよ
もしそんなに時間に余裕が無いよという人は、巻末の「まとめ問題」”Study Guide”に取り組んでみてください。これらの問題を一発で9割正解できたら文法力はひとまず合格です。
まずは簡単な日常会話からやりたい
また、もし海外に通用するレベルとかいいから、簡単なことを英語で話せるようになりたいということでしたら、まずは初級編からトライしてみてください。
こちらも巻末にStudy Guideがありますので、そちらで9割正解できるレベルを目指しましょう。
【徹底比較】Grammar in Use 初級編と中級編 選ぶならどっち??
ちなみに、独りでGrammar in Useをやるのはハードルが高いな…という方は、 Grammar in Use を3ヶ月でマスターするための講座も開講していますので、ぜひお気軽に無料カウンセリングにおこしください。
【講座概要】英文法 x コーチング
②英単語
次に英単語です。
海外で通用するレベルを目指すなら、10,000語レベルを目指しておきたいところです。
英検1級に必要な語彙力が10,000〜15,000語と言われているので、10,000語レベルと言うと、英検1級にギリギリ届くくらいのイメージです。
この語彙力を達成するには、iKnow!の「TOEFL」関連のコースまで一通りこなしておけば大丈夫です。
【英単語アプリ】iKnow! の効果的な使い方を解説 (おすすめのコースも紹介!)
ただいきなりTOEFLの単語は難しいという方は、まずは「英会話マスター」「英検対策(4級〜準2級)」で基本単語をしっかり抑えておいてください。そこから徐々に、「TOEIC」「大学受験」とステップアップして、最終的にTOEFLレベルの単語をマスターできれば大丈夫です。
ちなみに単語学習に必要な学習時間ですが、おおよそ次のように計算できます。
現在の英語力が英検3級〜準2級くらいとすると、語彙力はおよそ3,000語くらいだと仮定できるので、そうすると目標まで7,000語必要ということになります。iKnow!を使って覚えると復習も含めて1語あたり3分で覚えられるので、7,000×3分÷60=350時間くらいの語彙学習が必要だとわかります。
現在の単語力:3,000語
目標の単語力:10,000語
覚えるべき単語数:7,000語
まずは日常会話からスタートしたいという方は、英会話マスター4000を完璧にしましょう。こちらであれば4,000語レベルまで収録されているので、現在の単語力が3,000であればおよそ50時間程度で達成できます。
現在の単語力:3,000語
目標の単語力:4,000語
覚えるべき単語数:1,000語
③発音
次に発音ですが、こちらはELSAを基準としてみると良いと思います。
ELSAには発音の基本を学ぶコースが全部で23個ありますので、こちらを一通りクリアすることを目標としてみてください。
正直な話僕もELSAは使い始めて間もないのですが、今後ELSAを使い込んでいく中でもっと良い使い方を見つけたら、改めて動画でお伝えしたいと思います!
ちなみに、ELSAでどうしてもうまく発音ができない音があったら、Sounds American などのYouTubeチャンネルで、繰り返し練習をしてみることをおすすめします。
④インプット&アウトプット
そして最後に、インプットとアウトプットの時間とその割合について解説してきます。
こちらのツイートでは2000時間という時間を提示していますが、参考としているのはアメリカ国務省のこちらのデータです。
義務教育でも英語を勉強してきたのに?
たしかに、僕たちは義務教育で英語の授業を受けてきて、それだけでも1000時間程度の学習時間になるとも言われます。
しかし、実際本当に真剣に英語の授業を受けてきた人は、僕を含めてあまりいないのではないでしょうか。
また、この2200時間というデータは、アメリカ国務省がとても優秀な人に対して、最高峰の教育をした時の時間ですので、僕たち一般人が普通に頑張るのであれば、余裕を持って2000時間くらい見積もっておいても良いかなというのが個人的な考え方です。
何時間勉強すれば英語は習得できる?
2000時間に文法、単語、発音の学習時間は含める?
正直言うとこのツイートをしたときは、そこまで深くは考えていなかったのですが…
まずは一つの指標として、文法、単語、発音の学習をインプットに含めて、2000時間を目指しても良いかなと思っています。
またインプットとアウトプットの割合については、7:3を目安に、インプットをベースとすることをおすすめします。
アウトプットはあくまで自分の中にある知識を出す練習です。ですので、まずはしっかりインプットをして、アウトプットするだけの知識をつけることが最優先になります。
【要注意】英語のアウトプットの落とし穴
ちなみに、ここでは海外で通用する英語力を目指す方に向けて、2000時間という目安をご提示してきましたが、簡単な日常会話が出来れば良いという方は、まず1,000時間から目指してみてください。
まとめ
ということで、本日は「海外で通用する英語力」をつけるために必要なことをお伝えしてきました。
海外で通用する英語力をつけるなら、文法は Grammar in Use 9割正解、語彙力はiKnow!で10,000語 (TOEFLコース全て) 覚える、発音はELSAを一通りやる、そして2000時間程度のインプットとアウトプットを7:3くらいの割合でやれば大丈夫…というのが僕の持論です。
— 上田 哲也|LINE限定『英語学習ロードマップ & 動画講義』プレゼント🎁 (@English09040) July 17, 2022
海外で通用する英語力を身につけるためには、次のことを目安としてみてください。
・文法:Grammar in Use 中級編を9割正解できるようにする
・単語:iKnow! でTOEFL関連のコースを全て制覇する
・発音:ELSAで発音記号をマスターする
またトータルの学習時間としては、まずは2000時間を目安に7:3の割合でインプットに重点を置いて取り組むことを意識してください。
もし独学で2000時間も勉強は難しいという方は、ぜひ僕が開講している文法講座やコーチングなどにもいらしてください。
【講座概要】英文法 x コーチング