【誰でもできる】オンライン英会話の効果的な使い方

公開日:2022.06.25
英語学習ロードマップ

こんにちは。上田哲也 (@English09040) です。

本日は、英語のスピーキング力を上げるための、オンライン英会話の使い方についてお話したいと思います。

実は以前も、オンライン英会話の使い方についてお話をしたのですが、少し上級者向けの内容で実践するのが少し難しいという声をいただいたりしました。

ということで、今回は「英語を話すのが苦手だけど、オンライン英会話にトライしたい」という方に向けて、オンライン英会話で確実に英語力を伸ばす方法をお伝えしたいと思います。

みなさんはこれまで…

・オンライン英会話で言いたいことがあるのに英語が出てこない

・自分はほとんど話せないで、いつも先生ばかり話している

・英会話をやりたいけどどうしても最初の一歩が踏み出せない

こんな風に感じたことはないでしょうか。

基本的にこれらの原因はすべてオンライン英会話の使い方、特にオンライン英会話の準備の仕方にあります。

しっかり言いたいことを準備していないから、自分が言いたいことも言えないままで、結局先生ばかりが話してしまうことになるわけです。

そして、事前準備をしないと、どんなレッスンになるかは全て運任せになってしまうので、レッスンを受けるのが怖くなってしまいます。

オンライン英会話の基本戦略

オンライン英会話の基本的なアプローチは、一つのトピックを1週間かけて回していくことです。

このように、同じトピックを何度も何度も話すことで、段々と話す英語が洗練されていって、流暢に話せるようになります。

英語を話すプロセスは大きく次の3つがあります。

概念化(話す内容を考える)

形式化(英語で表現する)

調音化(音にして発話する)

イメージとしては、同じトピックを使って、このステップをぐるぐる回していくことで、

何を話すのか、どんな英語にするのか、そしてどんな風に発話するのか、というプロセスが自動化されていく感じです。

ここから、その具体的なやり方について見ていきましょう。

ステップ1

まずはトピックを選びます。

今日の出来事でも、自分のことについてでも大丈夫です。まず最初は、できるだけ身の回りの内容を扱うことをおすすめします。

英検やIELTSなどの資格試験を受ける方であれば、その試験で出題されるトピックを扱うのが良いでしょう。

こちらの英語学習ロードマップにも、英語学習者がカバーするべきトピックリストを載せていますので、ぜひ概要欄から受け取り方法をチェックしてください。

ステップ2

次に何を話したいかを考えます。ここがいわゆる「概念化」の部分です。いきなり英語で考えられたら理想的ですが、まずは日本語でも大丈夫ですので、何を話したいかというアイディアを固めていきます。

ステップ3

次にその内容を話すために、それに必要な表現を辞書などを使って探しましょう。ここが「形式化」にあたります。

このときのポイントは、難しすぎる表現は使わないことです。

具体的には、辞書を引いて初めて見たような表現は避けた方が無難です。そういったものは、あまりに頻度の低い単語だったり、その文脈では不自然な可能性があるからです。

使うのはあくまで、自分がこれまで見たことのある、安心して使える表現にしておきましょう。

難しすぎる表現ではなく、「なるほどこう言えば良かったのか」と思える表現が見つかれば理想的です。

ステップ4

そして、それらの表現を使って、自分のことを描写する英文をいくつか作ってみましょう。

最初は3〜5つくらいを目安にしてみてください。もし英語がある程度得意な人であれば100〜200語くらいで英作文をしてみてもいいでしょう。

このとき、辞書を引いて出てきた例文は、可能な限りそのまま使いましょう。あまりオリジナルの英文を作りすぎてしまうと、不自然な英文になったり、伝わらないことがあるからです。

例文を活用する際には、主語を”I”に変えたり、固有名詞を別のものに変える、くらいにしておくと良いです。

ステップ5

ここまできたら、いよいよレッスン開始です。

事前に用意しておいた英文をもとに、先生とフリートークをしていきます。

出来る限りこちらが準備したトピックの範囲内で話せるように、事前に「○○というトピックについて話したいです」とリクエストしておくことをおすすめします。

また英語が間違っていたりしたら、訂正をしてもらうことも大事です。それについても事前にリクエストをしておきましょう。

※実際に使える英文については、この動画のラストでまとめてお伝えします。

そして、レッスンが開始したら、用意しておいた英作文をチャットで先生と共有しながら話すと、準備していたトピックに基づいて話すことができます。

ステップ6

そして最後に復習です。

事前に準備した英文を添削してもらったり、レッスン中に先生からは新しい表現を教えてもらっているはずですので、それらをしっかり覚えていきます。

パソコンでもノートでも大丈夫ですので、必ず表現をメモしておいて、次回のレッスンまでに何度も練習し、確実に使えるようにしていきましょう。

これらのステップを1週間毎日繰り返すことで、そのトピックに対する対応力はどんどん上がっていきます。

このようにして、スピーキンの複雑さ・正確さ・流暢さをレベルアップさせていきましょう。

まとめ

ということで本日の内容をおさらいしていきます。

オンライン英会話は、事前準備から復習まで、しっかりセットにして実践するようにしましょう。

◎ステップ1:トピックを決める

まずはトピックを決めます。身の回りの話題や、試験で出題されるトピックを選んでみて下さい。

◎ステップ2:何を話すか考える

次に何を話すかを考えます。この段階ではまだ日本語でも大丈夫です。

◎ステップ3:必要な表現を集める

ここからは表現集めです。出来る限り見たことのある、あるいは知っている表現を集めるようにしてください。

◎ステップ4:英作文をする

そして、それらの表現を使って英作文をします。まずは3〜5個くらいを目安にトライして下さい。この時、出来る限り例文はそのまま使うのがコツです。

◎ステップ5:レッスンを受ける

そしていよいよレッスンです。事前にしっかりと話したいトピックを伝えて、間違いは訂正してもらうようお願いしておきましょう。

◎ステップ6:新しく学んだ表現を覚える

最後に復習です。レッスンで新しく学んだ表現を確実に定着させて、次回のレッスンに臨みましょう!

おまけ:そのまま使える!先生へのリクエスト英語

ここからは、オンライン英会話で先生にリクエストする際に、実際にそのまま使える英文をご紹介したいと思います。

Hi, I would like to talk about “sports” in today’s lesson. So would you please ask me questions about the topic, and make corrections if necessary?

こちらがその英文になります。

今回は例として”sports”について話したいと書いてあるのですが、ぜひ皆さんの話したいトピックに応じて書き換えてみて下さい。

メッセージ

今回ご紹介したオンライン英会話の活用法のポイントは、単なる繰り返しではなく「建設的な繰り返し」をするということです。

毎日やる歯磨きだって、うまくなろうと意識しなければうまくはならないように、ただ繰り返しているだけでは英語だってうまくなりません。

ですから、昨日よりも今日、今日より明日というマインドを持って、常に少しでも英語力をアップさせる意識で取り組んでみて下さい。


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