あなたの英語が”不自然”な理由

公開日:2022.07.01
英語学習ロードマップ

こんにちは。上田哲也 (@English09040) です。

今回は「なぜ英語学習者の多くが、不自然な英語を使ってしまうのか」について、お話したいと思います。

僕は仕事柄、いろんな方たちのライティングやスピーキングを添削する機会があるのですが、正直ほとんどの方が「不自然な」英語を使ってしまっています。そして中には、全く意味が通らない英語になっているケースも少なくありません。

これに対する解決策としてよく…「インプットが足りない」「もっとたくさん英語の本を読むべきだ」と言われることがあります。

これはごもっともです。僕もインプットは出来る限り最大化するべきだと思っています。ただそれでは時間がかかりすぎるのです。

ということで今回は、今日からすぐに実践できる、自然な英語の書き方についてご紹介していきます。

この記事を書いた人
Profile Photo

上田 哲也

経歴 立教大学 →バンクーバー留学(1年間)→鉄鋼商社→フリーランス
お仕事 企業研修|オリンピックボランティア育成研修|神奈川県 外国人観光案内ボランティア研修|IELTS専門学校 PlusOnePoint|DMM英会話 なんてuknow? 回答者
資格 TOEIC990点|英検1級|国連英検特A級|IELTS8.0
著書 『時短省力私の英語勉強法』(明日香出版)
  • Twitter

  • YouTube

  • 公式 LINE

英語が”不自然”になる理由

皆さんの英語が不自然になってしまう理由を一言で言うなら、オリジナルの英語を作ってしまうからです。

まず大前提として、日本語と英語は全くことなる言語です。そして、英語にはいわゆるコロケーションや定型文のような、「この場面ではこう言う」といった決り文句があります。

そのため、単語単位で日本語を訳したり、即興で作った英語が、ネイティブが使ういわゆる「自然な英語」と一致するということは、基本的にはありえないのです。

ですので、基本的に自分がイチから組み立てた英語は間違っていると思っておいた方が安全です。

僕も今でこそ、英語で不自由なくコミュニケーションはとれますが、確実に正しいと知っている表現以外は、「間違ってるかもしれないな」「伝わればいいな」くらいの気持ちで使っています。

自然な英語を書くために必要なこと

では実際にこの問題をどう解決したらいいのか?

その答えは「実際に使われている英文をそのまま使う」ということに限ります。

具体的には、オンライン英会話で先生が使っていた英文や、辞書を引いて見つけた英文をそのまま使っていくことになります。

ただし、ここでいくつか注意点があります。

注意点①

まず、初見の単語にはトライしないということです。辞書にはとても難しい単語、ネイティブでもあまり使わない単語が含まれています。また日本語の意味は合っていても、実は自分が伝えたいニュアンスとは違うこともあります。そのため、辞書を使う際には自分が知っている表現、「なるほどこの単語で表現できたんだ」と思えるものを探すようにしてみてください。

注意点②

次に、単語ではなく、例文ごと真似するようにしましょう。英単語を調べて文法のルール通りに並べるだけでは、不自然な英文になってしまうことがあるからです。それだけ日本語と英語は全く違う言語なのです。

注意点③

最後に、もともとの英文を変えすぎないということです。できることなら、主語を自分にしたり、単語をいくつか入れ替えるくらいに変更は留めておきましょう。

実際に”自然な英語”を作ってみる

さて、ここからは実際にご紹介した方法を使って、英文を作っていきましょう。

辞書は「英辞郎」を使用していきます。

例文1

まず一つ目の例文はこちらです。

例文:私はリモートワークをしています。

まず「リモートワーク」というキーワードで検索をしてみましょう。

そうすると、思ったより検索結果は出てきませんが “work outside the office” という便利そうなフレーズが出てきます。「オフィスの外で働く」という発想ですね。

これをそのまま使うと、このような英文が作れます。フレーズはそのままに、主語の “I” だけを足します。

Ex: I work outside the office.

先程の「リモートワーク」だと検索結果が少なかったので、今度は「在宅勤務」で検索してみます。

今度はもっとたくさんの検索結果が出てきました。

いろいろな表現が出てきますが “telecommute” よりもシンプルな “work from home” を採用しましょう。英作文をするときは、知っている表現を使うのが鉄則です。

そうすると、このような英文が作れます。ここでも加えるのは主語の “I” だけ。例文はできるだけそのまま使います。

Ex: I work from home.

また “work from home” というフレーズはそのままに、少しアレンジをすればこんな文も作ることができます。

Ex: I prefer working from home.

Ex: Do you work from home?

例文のフレーズはできるだけそのままにすることを、意識していろいろアレンジを加えてみてください。

例文2

次に2つ目の例文について考えていきましょう。

例文:夕食は簡単に済ませます。

少し難易度が高くなってきましたが、一つずつ例文を調べていけば大丈夫です。まずは「簡単な食事」というキーワードで表現を調べます。

たくさんの表現がヒットしますが、ここでは “a quick meal” を選びます。

今度は “a quick meal” で検索して、どんな動詞が一緒に使われているかを確認します。

そうすると “have a quick meal” という表現が出てきますので、そちらを使いましょう。

次に「夕食に」という表現を探します。ここでも前置詞を適当に選んだりはせずに、しっかり例文を検索して、どんな前置詞が dinner と一緒に使われているかを確認します。

そうすると「夕食に」という英文では “for dinner” というコロケーションが使われていることがわかります。

これらの情報を全て繋ぎ合わせると、次のようになります。

Ex: I’ll have a quick meal for dinner.

また、少しアレンジしたらこんな文も作れますね。

Ex: I usually have a quick meal for dinner.

このように、シンプルな表現を含む例文を見つけ、それらを出来る限りそのまま使うことを意識して英作文をしてみてください。

まとめ

ということで本日は、英語が不自然になってしまう理由、そしてどうやったらより自然な英語を書いたり話したりできるのかについてお話してきました。

不自然な英語になってしまう理由は、自分オリジナルの英語を作ってしまうからです。そして、自然な英語を書くに出来る限りお手本の英文をそのまま使うようにしましょう。

その際に、できるだけ簡単な単語を使った表現を見つけ、例文ごと真似するようにしましょう。そして例文はできるだけ変えずそのまま使うようにして下さい。

そのように「自然なコロケーション」がストックされていくことで、英語はどんどん自然なものになっていきます。


英語学習ロードマップ