こんにちは。上田哲也 (@English09040) です。
本日は英語の速読力を上げるための「スラッシュリーディング」についてお話したいと思います。
みなさんはこれまで…
・TOEICの問題が最後まで解き終わらない
・日本語に訳さないと英語を読めているか不安
・英語を英語のままスラスラ理解したい
こんな風に感じたことはありませんか?
英語を素早く読むためには、英語を英語の語順のまま訳さずに読んでいくことが不可欠です。
英語を後ろから読んで、わざわざ日本語に訳す人と、そうでない人がいたら、どちらが英語を読むスピードが速いかその差は明らかですよね。
ということで今回は、これらの悩みを解決する「スラッシュリーディング」について皆さんにお伝えしたいと思います。
目次
スラッシュリーディングとは?
まず始めに、スラッシュリーディングとはどのようなものかについてご説明します。
スラッシュリーディングとは、簡単に言えばスラッシュを入れながら英文を読んでいくという方法です。
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実際のスラッシュリーディングは、この動画の後半で実演しますが、ざっくりこんな風にスラッシュを入れて英語を読んでいく訓練になります。
「どこにスラッシュを入れたらいいの?」
スラッシュを入れるポイントに明確な決まりがあるわけではありませんが、基本的には「意味のかたまり」で区切っていくようにしましょう。一般的には「長い主語」や「修飾語句」で区切ることが多いです。
主語が2〜3語だったら特に区切る必要はありませんが、5~6語あるいはもっと長い場合はスラッシュを入れておくと良いです。
また「修飾語句」と言われてもピンとこない方は、前置詞で区切っていけば大丈夫です。僕も最初はこれだけ意識していましたし、ここで区切るだけでかなり英語が読みやすくなります。もしもっと細かく区切る場合は、TO不定詞や分詞、関係詞で区切っても良いでしょう。
これらの修飾語句の具体例については、例文つきで解説をしているこちらの動画をご参照ください。
【日本人の9割が知らない】知るだけで英語力が劇的にアップする「英語の仕組み」
スラッシュリーディングの効果は?
さて、ここからはスラッシュリーディングを実践する具体的なメリットについてお話していきます。
①語順通りに読む練習
まず、スラッシュリーディングをすることで、英語をそのままの語順で読む訓練をすることができます。
スラッシュリーディングでは、英文に前から順々にスラッシュを入れて、そのかたまりごとに理解していきますので、必然的に英語を後ろから読む、いわゆる「返り読み」をすることができなくなります。
慣れないうちは、ちいさな意味のかたまりでスラッシュを入れる必要があるかもしれませんが、英語を英語の語順で理解することに慣れてきたら、スラッシュの数はだんだんと少なくしていきましょう。
そうすることで、一息で理解出来る英文がどんどん長くなり、リーディングスピードも上がっていくはずです。
②英語を英語のまま理解する
スラッシュリーディングをして語順通りに理解することに慣れると、英語を英語のまま理解することができるようになります。
英語の長文をすべて英語のまま理解するのは至難の業かもしれませんが、チャンクごとに区切った短い英語であれば、英語のまま理解できるものです。
「日本語に訳してはいけないんですか??」
最初のうちは日本語に訳しても大丈夫ですが、あくまで参考程度にしておきましょう。
ちなみに、日本語は語順がかなりフレキシブルなので、どんな語順でもきれいに訳すことができます。
例:I went to Canada / to study English.
普通の訳:私は英語を勉強するためにカナダに行きました。
語順を合わせた訳:私はカナダに行きました。英語を勉強するために。
ですので、どうしても日本語にして確認したいという場合は、必要に応じてチャンクごとに和訳してみてください。
いずれ慣れてきたら、だんだんと和訳をしなくても英語が読めるようになってくるはずです。
スラッシュリーディング実演
ここからは実際にTOEICのサンプル問題を使ってスラッシュリーディングの実演をしていきたいと思います。
まとめ
ということで今回はリーディング力をアップするための勉強法「スラッシュリーディング」について解説しました。
スラッシュリーディングとは、意味のかたまりごとにスラッシュを入れながら読む勉強法で、その効果は大きく2つあります。1つ目は、英語を英語の語順のまま理解できるということ。そして2つ目は、英語を英語のまま理解できるということです。
最終的にはスラッシュを入れる数を少なくして、チャンクごとの和訳も出来る限りしないようにすることで、スラッシュを入れないでも英語を英語の語順のまま、そして英語を英語のまま理解することができるようになりますので、ぜひトライしてみてください!