【英語フレーズ】英語スピーキング試験で使えるフレーズ 20選【例文つき】

公開日:2021.10.30
英語学習ロードマップ

こんにちは。上田哲也 (@English09040) です。

この記事では「英語スピーキング試験で使えるフレーズ 20選」をご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、どちらかと言えば中上級者向けのフレーズです。

ざっくりですが、これくらいのレベルを目指している方を想定しています。

英検準1級~1級
TOEIC Speaking 150以上
IELTS6~7

とはいえ、シンプルで粋な表現もたくさん織り交ぜていますので、そんなに高いレベルではないという方も、ぜひ使えるものから取り入れてみてください!

これらは、どれも汎用性が高いフレーズです。実際、みなさんがどんな試験を受けるとしても、どんな問題が出てきても、必ず一つは使う機会があるであろうものばかりです。

これらが言えるだけで、話の流れがわかりやすくなり、正直英語力がそこまで高くなくてもしっかり内容を相手に伝えることができます。

また、すでに英語力が高い人であれば、より洗練された英語に格上げすることができ、試験で目標としているスコアに近づくことができます。

これからご紹介するフレーズの例文は「健康」に関するトピックが出題されたことを想定しています。ぜひ実際のテスト問題に応じて当てはめる単語などを入れえてお使いください!

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❶ 順序 [Firstly, secondly, thirdly]

#01 I’d like to start off with 〜
(まずは〜から話したいと思います)

一般的には Firstly や First of all などのフレーズが使われますが、こんな言い方ができたらカッコいいですね。

I’d like to start off with exercise.
(まず「運動」についてお話ししたいと思います。)

ちなみにこの off は省略して I’d like to start with exercise. と言うこともできます。

Let’s start with exercise.
(まず「運動」についてです。)

また、このようにカジュアルに Let’s~ で始めることもできます。

#02 Next up is 〜
(次は〜です)

「次に〜」と言うときは Secondly も良いですが、この Next up is が使えます。

Next up is sleep.
(次に「睡眠」です。)

ただしこれらのフレーズは、それぞれ直後に「名詞」を続けなければいけないので、少し難易度が高いかもしれません。そんな時はこれからご紹介する2つのフレーズを使ってみてください。

#03 First and foremost
(何よりもまず)

First and foremost, you should engage in regular exercise.
(何よりもまず、定期的な運動をするべきです。)

#04 Last but not least
(最後にとても大事なことですが)

Last but not least, you should get enough sleep.
(最後にとても大事なことですが、十分な睡眠をとりましょう。)

この Last but not least は「最後に紹介するポイントではあるものの、これまでのポイントと同じくらい重要である」と強調するために使われます。

❷ 追加 [Also, moreover]

#05 As a side note
(ちなみに言うと)

As a side note, having enough sleep will help you to concentrate.
(ちなみに、十分な睡眠をとることは集中力を高めることにも繋がります。)

As a side note は日本語の「ちなみに」ととても似た表現で、僕たち日本語人にとってはとても使いやすい表現ですね。

#06 On top of that
(そして何よりも)

On top of that, exercising will release your stress!
(そして何よりも、運動はストレス発散にもなります!)

On top of (all) that のように all を入れる人もいます。

またこの表現は、ポジティブな文脈でもネガティブな文脈でも使うことができます。

・ポジティブ:運動をすると、健康で長生きができて、しかもストレスまで軽減される!
・ネガティブ:運動をしないと、不健康で寿命が縮んで、毎日がストレスフルになる…

❸ 比較 [Compared to]

#07 This is in stark contrast to 〜
(これは〜と全く対照的である)

Children spend most of their time playing outside. This is in stark contrast to older people who work at the office all day long.
(子供はほとんどの時間を外で遊んで過ごす。オフィスで一日中仕事をしている年配の人とは対照的だ。)

この表現は前置詞の to に名詞を続けなければいけないため、この例文の “people who…” のようにうまく関係代名詞を使うと表現の幅が広がります。

❹ 逆説 [On the other hand, however]

ここからご紹介する表現は、いつも使っている but や however と似たニュアンスで使うことができます。

#08 With that said
(そうは言うものの)

With that said, you should eat a certain amount of carbs and fats.
(そうは言うものの、ある程度の炭水化物や脂肪は摂取するべきである。)

#09 Having said that
(とは言え)

Having said that, extreme exercise may do you harm.
(とは言え、運動のしすぎは体に害を及ぼすこともある。)

#10 On the flip side
(その一方で)

On the flip side, sugar can be an important source of energy.
(その一方で、砂糖は大事なエネルギー源になり得る。)

ちなみに “flip side” とは「(コインなどの) 裏側」を表す言葉で、また “flip” には「(コインなどを) はじく」という意味があります。

❺ 具体例 [For example]

#11 A good example of this would be 〜
(良い例の一つは〜)

A good example of this would be jogging.
(その良い例の一つはジョギングである。)

For example… という表現が一般的ですが、このように「良い例のひとつは〜」と切り出すだけで一気に表現のバリエーションが増えるのでおすすめです。

Good examples of this include jogging.
(その良い例にジョギングがある。)

またこのように include (含む) という動詞を代わりに使うこともできます。その際は主語を Good examples と複数形にしましょう。

#12 One time when 〜
(実際に~したのは)

One time when I tried going to the gym was when I was 20 years old.
(実際に私がジムに行ったのは、私が20歳の頃だった。)

One time を関係副詞の when で修飾するパターンです。「実際に〜した」という実例を出すときに使うことができます。

#13 This is well-illustrated by 〜
(これは~によってうまく説明できる)

This is well-illustrated by the fact that one can burn off 300 calories by jogging for thirty minutes.
(これは30分のランニングで300キロカロリーも消費できることからも説明できます。)

これまで述べた内容を証明する具体例を紹介するときに使える表現です。

ちなみに先ほどの例文は、I prefer jogging over lifting weights because I can lose weight more quickly. (筋トレよりジョギングの方が速く痩せられるから好きだ) のような主張があったことを想定し、それを裏付けるための一文となっています。

❻ 結果 [As a result, therefore]

#14 A major repercussion of this is 〜
(これによる大きな影響は〜)

A major repercussion of this is excessive weight gain.
(これによる大きな影響は、体重の大幅な増加である。)

#15 Some consequences of 〜 include 〜
(〜による結果として考えられるのは〜)

Some consequences of eating too many carbs include excessive weight gain and lifestyle diseases.
(炭水化物の摂り過ぎによる影響には、大幅な体重の増加や生活習慣病がある。)

❼ 一般論 [Generally speaking]

一般論を表すときに「〜がないわけではない」という二重否定の表現を使うこともできます。特によく使われるフレーズが次の二つです。

#16 〜 is not unheard of.
(〜を聞かないわけではない)

Suffering from multiple diseases at the same time is not unheard of.
(複数の病気に同時にかかることも聞かないわけではない。)

#17 It is not uncommon that 〜
(〜は決して珍しいことではない)

It is not uncommon that those aged over 60 suffer from serious diseases.
(60歳以上の人が深刻な病気にかかるのは珍しいことではない。)

ちなみにthat節の代わりに for somebody to do… の形で文を作ることもできます。

It is not uncommon for those aged over 60 to suffer from serious diseases.
(60歳以上の人が深刻な病気にかかるのは珍しいことではない。)

❽ 時間かせぎ [Let me see]

ここからは、答えに困る問いがあったときに、うまく時間をかせぐためのフレーズをご紹介します。

まずは「今まで考えたこともなかったこと」を聞かれたときの返答です。

#18 I’ve never given much thought to 〜
(〜についてはあまり考えたことはありません)

I’ve never given much thought to how I could maintain my health.
(どうやって健康を維持できるかについて、あまり考えたことはありません。)

また、これまで考えたことのない「好き嫌い」について聞かれたときには (IELTSなどで見られるように)、次のように答えることができます。

I’ve never given much thought to my liking or disliking of 〜
(~の好き嫌いについてあまり考えたことはありません。)

例えば「運動は好きですか?」と聞かれたとしたら、次のように答えることができます。

I’ve never given much thought to my liking or disliking of exercise.
(運動の好き嫌いについてあまり考えたことはありません。)

こちらは英語がうまくでてこないときに使える万能表現です。

#19 I’m not too sure how to put it into words.
(どうやって表現したらいいか分かりません。)

そして最後に「言葉が出かかって出てこない」ときに使える表現をご紹介します。

#20 It’s on the tip of my tongue.
(言葉が出かかっているんです)

まとめ

以上、スピーキング試験で使える英語表現を20個ご紹介してきました。

これらの表現はどのような試験であっても、どの問題タイプにも応用可能なものですので、ぜひ日々のスピーキングの練習に取り入れて、本番でも使えるようにしてみてください!

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