【重要】「英語が伸びる人」と「英語が伸びない人」の決定的な違い【10選】

公開日:2021.10.06
英語学習ロードマップ

これまでたくさんの英語学習者(英語の先生を含め)の方達を見てきて分かったのですが、「英語が伸びる人」と「英語が伸びない人」の間には決定的な違いがあります。

この記事ではそんな「英語が伸びる人」と「英語が伸びない人」の違い10選をご紹介していきます。

「なんで頑張っているのに英語が伸びないんだろう…」
「英語学習を頑張りたいのになかなか継続できない…」

こんな風ん悩んでいる方は、自分がどちらのタイプに当てはまるか一つひとつ、じっくり考えながら読んでいただけたらと思います。

マインドセットが一つ変わるだけで、英語力が一気に上がるきっかけになるかもしれません!

○○○と信じている

▶︎ 英語が伸びる人は、やればできると信じている。
▶︎ 英語が伸びない人は、どうせできないと思っている。

英語ができる人は、やればできると信じしてます。できると信じているから、どうやったらできるかを探して実際に勉強をして、結果的に英語力が上がります。

一方英語が伸びない人は、最初から自分にはできないと決めつけてしまっています。自分は英語が苦手だから、もう若くないからなど、できない理由を探してしまい、英語の勉強に手がつかないので、英語力が上がらなくなってしまいます。

まずは「自分はできる」と信じなければ何も始まりません!

○○○を期待しない

▶︎ 英語が伸びる人は、すぐ結果を期待しない
▶︎ 英語が伸びない人は、すぐ結果を期待する

英語が伸びる人は、すぐに結果を期待しません。英語学習に長期戦で臨んでいるため、すぐに成果が見えなくても、淡々と日々の学習を積み上げていきます。

一方で英語が伸びない人は、成果をすぐに実感できると思いがちです。ですから英語の勉強を少しだけやって、結果が出ないことにがっかりして学習を辞めてしまいます。

英語が上達するには数ヶ月〜数年かかります…

フットサルなどは、ボールさえあれば初心者でもすぐに試合ができますが、英語はそうはいきません。簡単な会話ができるようになるだけでも、数ヶ月単位の学習が必要になるからです。

なので成果ばかりを気にするのではなく、日々の積み重ねに目を向けるのがお勧めです。

日々の積み上げは、やればやった分だけ確実に積み上がります。一方で、成果は出るまでに時間がかかりますし、いつ成果が出るかは誰にもわかりません。成果はコントロールができないからこそ、成果に期待してはいけないのです。

 

POINT

すぐの結果を期待するのではなく、日々の積み上げに目を向ける。

○○○で英語はうまくならないと知っている

▶︎ 英語が伸びる人は、留学だけでは英語はうまくならないと知っている。
▶︎ 英語が伸びない人は、留学に行けば英語はうまくなると思っている。

英語が伸びる人は、留学に行くだけでは英語は上達しないとわかっています。英語圏の国に住むことや、現地のスクールに通うことは、英語が伸びやすい環境が手に入るだけであると知っています。ですので、現地でも受け身になることなく、どうやったら英語が伸びるかを考えながら主体的に英語を学び続けます。

一方で英語に伸び悩む人は、留学や語学学校に行けば自動的に英語力が伸びると思ってしまっています。ですので、語学学校の授業には出るだけで、家に帰ってから独学をあまりしません。

留学に関わらず、お金で買えるのは「語学を学びやすい環境」であって「語学力」そのものではありません。

仮にどんなに優秀な先生がついてくれても、先生が生徒の代わりに英語の勉強をしてあげることもできなければ、先生の知識をそのままインストールさせてあげることもできません。

ですので、自分の求める語学力は自分の力で身につけるという主体性を持って、日々の勉強に励む必要があります。

 

POINT

大事なのは「どこにいるか」ではなく「何をするか」

日本でも○○○をする

▶︎ 英語が伸びる人は、日本でも英語環境を作る
▶︎ 英語が伸びない人は、留学に行っても日本語環境を作る

英語が伸びる人は、日本でも英語環境を作ります。スマホを英語設定にして、ノートや手帳も英語にして、洋書や英字新聞を読んで、Netflixをフル活用し、オンライン英会話を毎日やれば、日本にいながらほぼ完璧な英語環境を作れます。

一方で英語が伸びない人は、留学に行かないと英語環境が作れないと思っています。また留学に行ったとしても、先程の逆パターンでほぼ日本にいるときと変わらない「日本語環境」を作ってしまい、せっかく英語を勉強しにきたのに英語が勉強できなくなってしまいます。

どんなに英語を勉強しにくい環境であったとしても、英語を学ぶという意志がある人は英語を学ぶことができます。

逆に、どんなに恵まれた環境にいても、英語を学ぶ意思がないと英語力を伸ばすことはできません。

英語は○○○だと思っている

▶︎ 英語が伸びる人は、英語はスポーツだと思っている。
▶︎ 英語が伸びない人は、英語は勉強だと思っている。

英語が伸びる人は、英語はスポーツだと思っています。頭で理解するだけの勉強で終わらせず、それが何も考えずに口から出るようになるまで、まるでアスリートのように徹底的に反復練習をします。

一方英語が伸びない人は、英語が勉強だと思っています。国語や数学などのように、学校の教科のように捉えてしまっているのです。そうすると、知識を定着させることがゴールになってしまうので、使える英語は身に付かなくなってしまいます。

単語や日本語に訳せるとか、文法の穴埋め問題ができるというのは「知っている」というレベルの次元で、実践的な英語力からはかけ離れています。

アスリートは体の動きを試合中に考える時間はありません。

例えば、野球のスイングであっても、練習中は筋肉の動きのからバットの軌道に至るまで、細部に意識を集中させ何度も素振りの練習をします。でも試合では、ピッチャーが投げてから打つまでの0.5秒にこのスイングを無意識にしないといけないわけです。

英語も同じことです。頭で理解するのはほんの入り口です。ここからいかに反復練習を繰り返して、無意識レベルまで仕上げられるかが、英語が伸びる人とそうでない人の分かれ目になります。

 

POINT

英語学習の99%は理解したものを落とし込むプロセスです!

○○○して英語学習をする

▶︎ 英語が伸びる人は、考えて英語学習をする。
▶︎ 英語が伸びない人は、英語学習が作業になってる。

英語が伸びる人は、頭を使った努力をします。例えば音読をするにしても、どうやったら英語力がつくのか、なぜ自分がこの勉強をやっているのかを考えて、試行錯誤しながら勉強をします。

一方で英語が伸びない人は、作業するように英語学習をします。例えば先生に「音読を10回してください」と言われたら、何も考えずにただ回数をこなすように10回の音読をして終わりになります。

「何時間やればいいですか?」や「何回やればいいですか?」という質問も、勉強が作業になってしまう原因になるので注意が必要です。

大事なことは目的を達成するために何をするべきか頭をフル回転させて試行錯誤することです。

英語学習において、何を何回やれば出来るということは絶対にありません。

例えば、あなたが野球のコーチだったとして、少年が「何回素振りをしたらホームランが打てますか?」と聞いてきたらなんと答えるでしょうか?1000回バットを振ったらホームランが打てるとは約束できないはずです。素振りをすることは目的を達成する手段ではありますが、成果を保証するものではないからです。

大事なことは「何をやるか」ではなく「何を考えてやるか」やるのかです。その目的に向かって何が必要なのかは、自分の頭で考える必要があります。

バットを振る回数も大事ですが、実際の試合を想定して、ピッチャーの球筋を意識できているかなど、表面的な回数でないところが一番大事なところなのです。

 

POINT

「何をやるか」ではなく「何を考えてやるか」が大事

○○○しながらより良い勉強法を探究する

▶︎ 英語が伸びる人は、勉強しながらより良い勉強法を探究する。
▶︎ 英語が伸びない人は、ずっと良い勉強法を探している。

英語が伸びる人は、勉強をしながらより良い勉強法を探究します。日々の学習を常に改良を重ね、少しでも効果的に英語が身につくように小さな改善を重ねていきます。

一方で英語が伸びない人は、ずっと勉強法を探してしまいます。勉強法を探すこと自体は悪いことではないのですが、手を動かさずにずっとネットや本を読みながら勉強法だけを探しているところがまずいところです。なぜなら、勉強法を探している間は、一向に英語はうまくならないからです。

基本的に、誰にでも100%効果のあるベストな勉強法というものはありません。

勉強法は人それぞれですし、なんなら同じ人であってもその時の気分や好みによってベストな勉強法は変わります。ですので、唯一の正しい勉強法を探すというよりは、量をこなしていくプロセスで、徐々に質を上げていくというイメージが良いかと思います。

 

POINT

英語学習は、量をこなしながら質を高めていく。

○○○して資格試験を受ける

▶︎ 英語が伸びる人は、英語力を上げて試験を受ける。
▶︎ 英語が伸びない人は、試験対策しかしない。

英語力が伸びる人は、英語力を上げて試験で成果を出します。純粋な英語力を上げるトレーニングをして、その結果として試験に合格したりスコアを上げたりします。

一方で英語が伸びない人は、試験対策ばかりをして「英語の勉強」をしません。小手先のテクニックばかりに目がいってしまい、根本的な英語力を上げるために時間が使えていないことがよくあります。

資格試験対策というのは実力+αのスコアを出すためのものなので、そもそもの実力を上げなければスコアは伸び悩みます。

ですので資格試験の過去問などに取り組むのは、週1か月1程度で十分です。日々の学習でしっかりと英語力を上げながら、定期的に試験の形式などに慣れるようにしておきましょう。

>>【TOEIC・英検・IELTS】試験対策だけでスコアが伸び悩んだらやるべきこと (マインド編)

>>【TOEIC・英検・IELTS】試験対策だけでスコアが伸び悩んだらやるべきこと (実践編)

○○○なインプットをする

▶︎ 英語が伸びる人は、理解できる&楽しめるインプットをする。
▶︎ 英語が伸びない人は、理解できない&興味の無いインプットをする。

英語が伸びる人は、理解できて楽しめるインプットをします。英語学習において理解できる素材に取り組むというのは、言語習得において最重要のポイントです。また楽しめる素材に取り組む人は、情報の吸収が圧倒的に早く、しかもモチベーションを高く保つことができます。

一方で英語が伸びない人は、理解できずしかも楽しめないインプットをしてしまいます。理解できない英語をいくら読んだり聞いたりしても、言語習得には何の役にも立ちません。また取り組んでいる素材が楽しめないと感じてしまったら、人間はその情報をシャットアウトしてしまうため、学習効率が著しく下がるだけでなく学習の継続が困難になります。

ですので、英語学習の素材に取り組むときには、必ず理解できて楽しめるものを選ぶようにしましょう。その際には語彙制限本やLanguage Reactorなどをうまく活用することをお勧めします。

そのような教材の選び方、適切な難易度の設定の仕方については、こちらの記事で詳しく解説をしています。

>>【インプットの質を上げる】質の高い英語のインプットの2つの条件

>>【Netflixで字幕を同時表示】Language Reactor (旧 Language Learning with Netflix) の使い方

○○○してから英語を話す

▶︎ 英語が伸びる人は、インプットをしてから英語を話す。
▶︎ 英語が伸びない人は、インプットせずに英語を話そうとする。

英語が伸びる人は、英語を話す前に(あるいはそれと並行して)十分な量のインプットをします。アウトプットをするためには、事前にアウトプットするための知識を蓄える必要があるからです。

一方で英語が伸びない人は、インプットをする前に英語を話そうとしてしまします。ですが、自分の中にストックが全く溜まっていない状態では、当然何もアウトプットできず「英語が話せない」と挫折感を味わってしまいます。

「英語を話すには、とにかく英語を話すこと」とよく言われますが、それは英語の知識が溜まっていることが前提です。

頭の中に英語が入っていない状態では、アウトプットする英語がありませんので、まず何よりも先にインプットをする必要があります。

おまけ

最後に「テキストをころころ変えるのは良くないのか?」という質問をもらうことがあるので、少しだけそれについてお話をします。

結論から言うと、テキストを頻繁に変えても英語は伸びます。

確かに文法書をコロコロ変えて、延々とbe動詞を勉強することになったらさすがに良くないですが、例えばTOEICの問題集を半分くらいやって、次に英検の単語帳を1/3覚えたとしても、英語に触れている限り英語力はしっかり伸びます。

ただテキストをすぐ変えてしまう人によく見られる傾向に、勉強法を探して時間を浪費してしまうということがあります。

テキストに取り組んでいる間は、そのテキストがなんであれ英語力は伸びますが、テキストを探している間はどう頑張っても英語力は上がりません。

ですので「英語を学ぶ」ために時間を使えているか、ということはしっかりと意識しておくことをお勧めします。

 

POINT

しっかりと「英語を学ぶ」ことに時間を使う

まとめ

ここまで「英語が伸びる人」と「英語が伸びない人」の違いを10個ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

これらはどれも、僕がコーチングの受講生さんたちに一番初めにお伝えすることで、それくらい英語学習のできるだけ早い段階で知っておくべきポイントでもあります。

みなさんの英語学習との向き合い方を考えるきっかけになれば嬉しいです!


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