英語学習の時間の作り方【4ステップ】

公開日:2022.08.26
英語学習ロードマップ

こんにちは。上田哲也 (@English09040) です。

本日は「英語を頑張りたいけれど、どうやったら勉強時間を確保できますか?」という方に向けてお話ししたいと思います。

よくコーチングの受講生さんたちから、「英語を勉強する時間がありません」「英語学習に集中できません」というご相談をいただくことがあります。

・仕事が繁忙期に入った

・家族と出かける用事がある

・気づいたらYouTubeを観てしまっている

きっと皆さんも、いろんな理由で英語の勉強が思うようにできない経験をしていると思います。

英語力はやればやるだけ伸びますが、逆に勉強時間が確保できなければ、いつまで経っても英語力は今のままです。

ということで、今回はいかにして英語学習の時間を確保するかについて、10年以上ずっと英語学習を継続してきている、僕なりのコツをお伝えしたいと思います。

①時間の使い方は自分が決めている

まず最初に、「時間が無い」と言うのをやめましょう。「時間が無い」ではなく「自分は英語学習に時間を使っていない」と考え方を切り替えてください。

なぜなら「時間が無い」と言ってしまうと、自分にできることは何も無いことになってしまうからです。「時間が無い」という言葉の裏には、「だからしょうがない」という言葉が隠れているわけですね。

でも「自分は英語学習に時間を使っていない」と言えば、主語は自分になります。つまり自分に決定権があるとうことです。

「英語を勉強する時間がない」問題を解決する最初の一歩は、この手放してしまっていた主導権を取り戻すところなのです。

ここで皆さん、少しだけ時間をとって考えてみてください。

皆さんにとって英語学習の優先順位はどれくらいですか?

いかがでしょうか?

これは決して、英語の優先順位が高い人がえらくて、低い人がダメというものではありません。大事なことは人それぞれです。家族、友達、仕事、趣味、睡眠、これらに本質的に優劣はありません。

人生のあらゆる大事なことの中で、英語の優先順位がどれくらいかは、全て皆さんが決めることですし、ぜひその決断に自信を持ってください。

②学習時間は最初にブロックにする

自分の中での英語の優先順位が決まったら、それに応じて英語学習の時間を確保していきます。

人によっては1日30分かもしれませんし、もしかしたら1日10時間頑張るという人もいるかもしれません。繰り返しになりますが、学習時間の多い少ないに優劣はありません。日々の学習時間が、ご自身の大事にする価値観、優先順位と一致していたら大丈夫です。

その上で、自分に必要な英語学習の時間を「あらかじめ」確保しておきます。

有名な例え話で、砂と小石と岩、それとひとつの容器があって、砂→小石→岩の順番で入れるとあふれるけど、岩→小石→砂の順番で入れると容器にちゃんと収まる、というものがあります。

スケジュールもこれと一緒です。必ずやりたいこと(岩)は最初にスケジュールを抑えておく必要があります。テレビやスマホや何となくのおしゃべりを楽しんでから、さあ英語をやるぞと思っても、もう大きな岩が入るスペースは残っていないのです。

ちなみに、英語学習をするのは、個人的に朝イチがおすすめです。もちろん人によって朝型・夜型は異なりますが、一般的にwillpower(意志力)は日中に決断を重ねるごとに減ると言われているので、集中力が最も高い朝に英語の勉強をするのが効果的だと個人的には感じています。

僕も会社員時代はよく、オフィスの近くのカフェで朝勉強してから出社していました。もちろん、夜に勉強しようとすることもありましたが、基本的に疲れ切ってて何も頭に入ってこなかった経験があります。

③集中力を奪うものは取り除く

さて、時間を確保したら、今度はその時間を他のタスクに奪われないようにしましょう。

スマホの電源は切る

せっかく確保した時間も、スマホの通知に気をとられてSNSをやってしまったり、別の用事を思い出してそちらに時間を使ってしまっては、元も子もありません。

まず対策するべきはスマホです。

・通知をオフにする

・機内モードに設定する

・電源を切って引き出しにしまう

英語学習をするときは、少なくともこれらの対策をすることで、意図せずスマホをいじってしまい、気づいたらずっとSNSをやっていたなんていう事態は避けましょう。

https://apps.apple.com/jp/app/freedom-block-distractions/id1269788228

個人的には、こちらのFreedomという有料のアプリを使って、集中したい時はネットにアクセスできないようにしています。特定のサイトだけにアクセスできなくする機能もあるので、例えば勉強中はオンライン辞書などを使いたいという場合は、SNSだけ遮断しておくなどしておけば大丈夫です。

https://freedom.to/

机を片付ける

次に、勉強する机はしっかり片付けておきます。

勉強中はついつい他のことが気になって、気づいたら勉強以外のことをやってしまっているものです。

そのためにも、勉強するための机には、勉強に必要なもの以外は一切置かないことをおすすめします。片付けに時間がかかってしまっても本末転倒なので、別の部屋に余計なものを一旦移動しておくだけでも良いです。

関係ないことはメモして忘れる

最後に、勉強中に関係ないことが頭に浮かだら、一旦メモして忘れるようにしましょう。

僕も勉強中に「あの人に返信しなきゃ」とか「スーパーであれ買っておかなきゃ」とふと思い出したことが頭をよぎることがありますが、すぐに手元のノートにメモをして、勉強に戻るようにしています。

④自分は完璧人間ではないと知る

最後に、学習計画を立てる上での、マインドセットについてお伝えします。

人間は計画を立てるとき、未来の自分を、やる気に満ち溢れて一切疲れない「完璧人間」だと思いがちです。

でも実際は、明日の自分も今日の自分と同じ、頑張りたいけどすぐ疲れてしまう「普通の人間」なのです。

ですので、仮にスケジュール帳には収まりきっていて「時間」があるはずでも、実際には「エネルギー」が無くて動けないということがよくあります。

だからこそ、計画は「世界一どうしようもない人間」のために作るくらいがちょうどいいと僕は思っています。具体的には、できる限りバッファを持つことです。できることなら想定している2~3倍を見込んでちょうどいいくらいです。

1日でできることを過大評価してはいけません。これくらい1日で終わるだろうと思ったことが、実際には1週間かかっても終わらない、なんてことはいくらでもあります。でも、でもできることを少しずつ積み上げていけば、半年〜1年経った時にものすごい変化になっているものですので、今できることを一つずつやっていきましょう。

まとめ

ということで今回は、英語を頑張りたいけどなかなか時間が無いという方に向けて、次の4つのポイントをお伝えしてきました。

①時間の使い方は自分が決めている

②学習時間は最初にブロックにする

③集中力を奪うものは取り除く

④自分は完璧人間ではないと知る

まずは自分が「時間があるない」という考え方から脱却して、自分が時間をどう使うかと「主体性」を持って考えることがスタートです。

次に、その優先順位に合わせて、必要な時間をあらかじめ確保するようにしましょう。

そして、その確保した時間を他のタスクに奪われないためにも、集中力を奪う可能性のあるものは、完全に遮断しておきます。

最後に、基本的なマインドセットとして、自分は完璧人間ではないのだと理解しましょう。1日でできることはそう多くありません。でもその積み重ねが、ものすごく大きな変化をもたらすのです。


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