TOEICとTOEIC問題集との効果的な向き合い方

「TOEICでしっかり点数を取ろうとしたら、TOEICの問題集をたくさん解くべきか?」

問題をひたすら解くという人もいう人もいれば、
問題は一切解かないでTOEICに臨むという人もいます。

 

どちらも正しいです。

僕はどちらのタイプの人も知っていますし、どんなやり方でアプローチしていても、結果を出す人は出すのを実際に見てきたからです。

 

だから、ここでお話しするのは、あくまで僕のやり方だということを前提に聞いてください。

僕はTOEICを受けるとき、その直前だけ公式問題集だけ解いてテストの感覚を掴みます。でもそれ以外は特にTOEICの素材には触れません。

普段は、英語を学ぶ。直前は、TOEICに標準を合わせる。

やることは基本的にそれだけです。

僕はTOEICで975点までしかとったことはありませんが、逆を言えばこれくらいの点数なら、TOEICの問題集をやり込まなくても取れるものだと思っています。

 

僕があまりTOEICの問題集を「解く」ことをしないのには理由があります。

 

TOEIC問題集は、体系的な学習向きではない

 

TOEICの問題集は、あくまで実戦トレーニング。ある程度英語がすでにできる人たち向けのものです。

だから、それの前段階のトレーニングは、文法の基礎をわかりやすくカバーしてくれるような別のテキストを使うことをお勧めします。

 

TOEIC問題集の一般的な作りは、実戦形式の問題が中心です。

だから、基礎がしっかりできていないときに実戦形式の問題集に取り組むと、解いて、間違えて、何で間違えたかわからないで終わってしまうのです。

※もしTOEICの問題集(たとえば公式問題集)くらいの解説ですんなり理解できるのであれば、もうすでに実戦形式に取り組むのに十分な英語力があるはずです。

 

TOEICの文法の問題集はあくまで確認用。

英語がある程度できる人が、自分の思考プロセスが正しいかどうかを確かめるために、TOEIC受験の直前にさくっと使うものだと思ってください。

 

TOEICの「攻略法」は勉強しなくても身につく

 

TOEICの攻略法とは、「それをやれば英語力がつくもの」ではありません。

TOEICの攻略法とは、「英語力がつけば自然とできるようになるもの」です。

 

僕が英語を勉強し始めたときは、まったく右も左もわからない状態でした。基礎がまったくない状態。そんな時期、「英語と言えばまずはTOEICだろう」と、TOEIC問題集を解いていました。

でも、当時の僕にはTOEICの問題も解けなければ、解説を読んでも何のことやらまったくわかりませんでした。

でも、今になってその問題集を読み返していて気づくのは、その問題集の解説に書いてあるような思考のプロセスを、いつの間にか自分が身につけているということでした。

 

正攻法で英語と向き合っていれば、TOEICに必要な「テクニック」も8割くらいは身につくというのが、僕の感覚です。

・空欄に当てはまる品詞を前後の単語から推測する。
・英文の構造を見抜いて必要最低限の部分だけを読む。
・設問を読んで、答えのポイントになる部分だけを読む。

こういう「テクニック」は、あえてTOEICの勉強をしなくても、英語と真正面から向き合っていれば自然と身につくものだと思いますし、実際僕はそういう経験をしてきました。

 

問題を解いても、英語力は伸びない

 

TOEICの問題を解いても、英語力は伸びません。英語力が伸びるのは、その英語を自分のものにしたときです。

問題を解いてわかるのは、自分が正解したかどうかだけ。わかる問題はわかるけど、わからない問題はわからないままです。

だから、そのわからなかったところをいかにわかるようにするか、そこがポイントです。

 

TOEICの問題集「を」勉強するのではなく、TOEICの問題集「で」勉強するということ。

TOEICの問題集に取り組む時は、そんなことを意識してみてください。

 

99:1の割合

 

普段の英語学習を99とするなら、TOEICの勉強は1くらいでいいと、僕は思っています。

英語の力をつけるために必要なことは、「英語」を学習すること。そして、TOEICの直前には試験のパターンを把握して、それで最大限の結果を出す、そんなのもTOEICとの向き合い方の1つなのかなと思います。