自分がやるべき勉強法がわかる、英語力のしくみ(2)

 さて、前回のの記事では、「英語の構造」の前半についてお話してきました。ここからは後半、つまり「リーディングとリスニング」そして「その他の英語力の相関関係」について見ていきます。前回の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ。


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リーディング・リスニング

 

 リーディングとリスニングについても、先述のと同じようなこと(スピーキングとライティングの関係)が言えるので、さらっとおさらいします。(前回の記事をまだ読んでいない方はこちら)。

 

 まず、大前提として、リスニングはリーディングよりも難しく、リスニングが難しい理由は以下の2点です。

①文字ではなく音声で認識しなければならない。(音声)
②返り読みができず、速度も圧倒的に早い。(速度)

 つまりこれは、スピーキングが難しいのと全く同じ理由で、「音声」と「速度」という二つの側面において、リスニングはリーディングよりも難易度が高いということになります。


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 まず、大抵の日本人の英語学習者は、文字から英語を学び、音声から学ぶ人は多くありません。それ故、リスニング能力を鍛えようと思ったとき、まず真っ先にしなければならないのは、「文字と音声を一致」させることです。

 加えて、文字と音声のつながりを一対一で覚えるだけでなく、音声同士がどうやって繋がるのか、全体のリズムなども含めて、徹底的に体の中に叩き込むことが必須になります。

 

 また、リスニングはリーディングと比べて、圧倒的に英文を処理する速度が求められますので、聞いて理解できる英文は、読んでもラクに理解できる必要があります。

 もちろんリスニングには、速度だけでなく、1回読み上げられた英文を1度で理解するという、「一発勝負」の側面があることも忘れてはいけません。
 つまり、リスニング能力を上げようと思ったら、単純に音声によるトレーニングをするだけでなく、速くしかも正確に理解するためのリーディング力も同時に必要なのです。

 

・読めない文章は聞けない。
・聞ける文章は読める。

 この2つのことも併せて頭の中に入れておいてください。

 

その他の技能の相関関係

 

 さて、ここまで土台となる知識に加え、スピーキングとライティングの繋がり、リスニングとリーディングの繋がりを見てきました。

 ここでは、さらにそこから踏み込んで、その他の英語4技能の深い繋がりにも目をやりたいと思います。

 

①アウトプットができれば受動的な処理スピードも上がる!

 まず、左の四角から右の四角に伸びる矢印に注目してください。

 英語の学習の頂点は、「アウトプット」すること、もっと言うならば「スピーキング」だと私は思っています。


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 先述の理由で、スピーキングはライティングより難しいですし、アウトプットをするためには、受動的に英語を理解するよりもはるかに高いレベルで、それを理解しておる必要があるからです。

 つまり、英語を能動的に組み立て、口頭で表現できるようになれば、その英文は当然書く事も出来ますし、読んだり聞いたりしても当たり前のように理解ができるということです。

 

 そのため、アウトプット、特にスピーキングを最終ゴールに据える事で、受動的な能力の質も最大限に高めることができるのです。

 

②読んだり聞いたりした英文を知識にする。

 次に、右の四角から、下の土台を通って、左の四角に伸びる矢印に注目してください。

 基本的に、自分が話したり書いたりする英文というのは、100%自分の中に入っている英文をアウトプットするだけです。そのため、それを通して知識が増えることはありません。

※しかし、知識の運用能力は当然向上します。

 

 一方で、リーディングやリスニングというのは、ネイティブの英語に多く触れる絶好の機会になりますので、それらを通して英語の知識を増やすことが可能です。

 特に、普段文法書や単語帳でしか英語を勉強していない人は、どんな英文が「自然」なのかというのを実際に確かめるのは、こういう風にネイティブの英文に触れることでしかできません。

 是非リスニングやリーディンを通して知識を増やし、気に入った表現は積極的にアウトプットしていってください。