ビジネスで必要とされる英語力はどれくらい?

今日は、僕の小さな失敗談をお話ししたいと思います。

僕が大学3年生の時、かねてから希望していたカナダでのインターンをしていたときのことです。

 

当時の僕は、普通の日本の留学生と比べれば、そこそこ英語が得意な方でした(自分で言ってしまうのもどうかと思いますが)。インターンが終わってすぐに帰国し、英検1級とTOEIC965点をとるくらいのレベル感です。

面接を通過し、インターンが始まり、仕事が割り振られました。でもそこでの仕事内容は、面接で聞いていたものとは大きく違うものでした。本当はもっとミーティングに参加して、プロジェクトも任されて…という話だったのに、その気配がまったくなく…。

「面接のときは、もっと英語ができると思ってたから」

上司の人にもっといろんな仕事がしたいと申し出て返ってきたのがこの言葉。

 

なぜ今になって英語で海外取引をこなせているのか

 

あれから5-6年が経ち、僕は今商社の海外取引を専門とする部署で働いています。

僕の英語力は、あれからめまぐるしく上達したわけではありません。でも、海外の取引先とも支障なく商談をし、契約を決めています。もちろん、この業界ではまだまだ経験も浅く、日々学ぶことばかりではあります。

それでも、学生時代にインターンをしていたころとは、まったく違うレベル感で仕事ができています。

 

なぜ英語力は変わらないのに、見える景色がこんなにちがうのか…。

その理由は「専門性」に尽きるのではと、僕は思っています。
より具体的に言うのであれば、ビジネスに直結する専門性をどれだけ持っているか、です。

当時の僕は国際政治を学んでいましたから、ある意味そこが専門ではありました。ただ、その時の環境ではその知識とビジネスとは関連のなかったので、専門性はあってないようなものだったのです。

 

世界中で活躍するビジネスパーソンたちの英語力

 

一緒に仕事をしている世界中の取引先の中には、いろんな英語を話す方がいます。英語の試験だけで見れば、僕の方がスコアが高いなんてことも多々あります。でも、ビジネスの世界での彼らの肩書きは CEO や manager、そして僕の何十倍も何百倍も稼いでいる人がざらにいるわけです。

 

言語ができるだけでは、すぐに限界にぶつかります。

そこにどれだけビジネスの世界で通用するスキル、専門性を身につけるか。それ次第で見える景色は大きく変わります。

また、そうであるからこそ、すでに十分な専門性を持っている方であれば、コミュニケーションを取れる最低限の英語力が、大きな武器にもなり得ると思うのです。

ビジネスに必要な英語力はどれくらいか、そんな質問をよくいただくことも多くあります。でも実際のところ、どんなに英語ができても、専門性なくしてビジネスは成り立たないという側面もあるのです。