「机に向かわないと勉強はできない」という思い込みをなくせば、もっと多くの時間を英語のために使うことができるようになります。
もしあなたが、スキマ時間をまだ十分に活かしきれていないとしたら、今から紹介する方法で、1日2〜3時間の勉強時間を増やすことができます。
ちゃんと机に向かって勉強した方が、集中もできますし、効率もいいこともあるでしょう。でも、そんなにたくさん時間を持っている人はあまりいません。もしあなたが時間を持て余しているタイプの人でないのなら、この隙間時間を活用するという考え方はとても重要です。
結局みんな忙しい
結局のところ、みんな忙しいんです。ヒマだヒマだと言っている人は子供くらいで、大人になればみんな忙しくなるのが普通です。
だから、忙しいことを理由に勉強をしないのであれば、一生勉強できません。あるいは定年退職して、人生に一段落つくまで待たなくてはいけません。でも、そんなに悠長に待っていられる人も多くはありません。
この記事では「忙しい人がどうやって勉強するのか」についてお伝えします。そして、①「どんな時間」を使って②「どんな勉強」をするのか、それら両方に焦点を当てていきます。
ここで言うスキマ時間とは…
本題に入る前に一つだけ、この記事で言うところの「スキマ時間とは何か」を共有しておきたいと思います。
ここで言う「スキマ時間」とは、手や耳が空いている時間はもちろんのこと、何も頭を使わないでいる時間すべてです。
詳しくは後ほど説明しますが、人間普通に生きていれば、1日の中で頭を使っていないボーッとしている時間なんていうのはいくらでもあります。
・歩いている時
・満員電車で身動きが取れない時
・シャワーで頭を洗っている時
・ドライヤーをしている時
・食器を洗っている時
・洗濯物をたたんでいる時
こういう時間は、全部スキマ時間です。
もちろんある程度時間に余裕があるのなら、ここまでやらなくてもいいかもしれません。でも「本気で英語を身につけたい、だけど時間がない」というのであれば、多少無理やりであろうとも勉強する覚悟は必要だと思っています。
工夫と準備が不可欠
スキマ時間を有効に使おうと思ったら、それ相応の「工夫」と「準備」が必要です。
■工夫
スキマ時間で勉強するということは、普通は勉強できないだろうと思われている時間を勉強に充てるということでもあります。
普通の人は、歩いているときや、シャワーを浴びているときに勉強をしようとは思いません。なぜなら、普通の勉強のやり方(机に向かってテキストを広げるみたいな)では、絶対にできないからです。
だからこそ、どうやったらあの時間で勉強ができるだろうと頭を悩ませ、それを利用するための、最大限の「工夫」をすることが大切になってきます。
■準備
また、スキマ時間というのは、ふとした拍子にやってくるものです。
もちろん通勤やお風呂などのように、ルーティーンの中に組み込まれたスキマ時間もあります。しかし、それと同じくらいの頻度で、予期せぬスキマ時間は私たちの生活の中に幾度となく滑り込んでくるものです。
待ち合わせの相手が遅刻をしたとか、電車で本を読もうと思っていたのに電車に乗ってみたら満員電車で身動きが取れなかったとか、そういうシーンです。
こんな予期せぬタイミングでやってくるスキマ時間を利用するためには、常にスキマ時間でするべきことを、できるなら常に複数個は用意しておく「準備」が必要です。