瞬間英作文(英文の暗記暗唱)のやり方・効果

瞬間英作文(英文の暗記暗唱)は、「知っている知識」を「使える知識」にするための勉強方法です。

 

英語を話すためには、どれだけ知っているかよりも、どれだけ使えるかが勝負になります。なぜなら、どんなに知識があっても、それが口から出てこなければ、英語は話せないからです。

だから、英語を話せるようにするためには、単純に「知っている」を「使える」に変えていく必要があります。

そして、瞬間英作文(英文の暗記暗唱)は、そんな二つの知識のギャップを埋めるためのトレーニング方法です。

 

瞬間英作文・例文の暗記暗唱のやり方

 

瞬間英作文とは、簡単な英文を繰り返し作っていくトレーニングです。

まずは英文を音読します。そして、それらの英文を流暢に話せるまで徹底的に反復し、最終的ににそれらを暗記暗唱することがゴールとなります。

やることは本当にこれだけ、とてもシンプルな勉強方法です。

 

繰り返し音読して、ある程度英文を覚えてしまったら、あとは復習を繰り返していきます。

そのとき、和訳を見て英文を作っていくのもありですし、英文をチラッと見てから英文を作っていくのもありです。要は、英語をつくるきっかけが、日本語か英文のチラ見かの違いです。

どちらのやり方でやるにしろ、日本語やキーワードによって頭に飛び込んでくるイメージを「英語で描写する」ことを意識してください。瞬間英作文は「英訳」するためのトレーニングではありません。

 

瞬間英作文で目指すレベル

 

 

瞬間英作文は、結果的に英文を完全に暗記暗唱できるレベルを目指します。

ここで言う「暗記暗唱」とは、一切考えなくとも、英文が流暢につっかえることなく出てくることを指します。もし英文が少しでもつっかえたり、つっかえなかったとしても違和感があったりしたら、それはまだまだ練習が足りていない証拠です。

英文の暗記暗唱は、どれだけの回数をこなしたかが勝負です。考えることなくとも、違和感なく自然に英文が口から出てくるまで、十分に反復するようにしてください。

 

※瞬間英作文の本質は、英文を暗記することではありません。あくまで、英文の暗記暗唱は、瞬間英作文の結果としてやっくるものです。

 

瞬間英作文の目的

 

①文法をニュアンスを知る

スピーキングの中で、文法を正確に運用するためには、文法のニュアンスを肌感覚にまで叩き込まなければなりません。

そのためには、文法ごとに整理された英文に触れ、さらにそれらを暗記暗唱することで、しっかりとした知識の土台を築く必要があります。多読で多くの英文に触れる学習が「薄く広く」だとしたら、例文の暗記暗唱は「濃く狭く」と言ったイメージです。

そうすることにより、「理屈」で文法を理解するのではなく、文法を「視覚的」「感覚的」に理解できるようになります。

 

②瞬発力を磨く

英語を話すときは、理屈を考えながら喋ってる時間はありません。また、文法をいちいち考えて話していたら、会話の「内容」に集中できなくなってしまいます。

だからこそ、英語を話すには、瞬発力が重要になります。

この瞬発力を鍛えるためにも、考えなくても出てくる英文のレパートリーを増やすことが大切です。そうやって覚えたフレーズは、「これを言いたい!」という気持ちと一緒に、口をついて出てくるようになります。

 

もちろん、最初からこれができる人なんていません。最初は時間もかかるし、けっこう大変だと思います。でも、何回も繰り返しているうちに、勝手に口が動くようになり、英文が自分の中に落としこまれることが実感出来るはずです。

瞬間英作文は、練習量と結果が目に見えて比例する勉強方法です。ですので、初めはうまくいかなくても、できるようになるまで、粘り強くチャレンジしてみてください。

 

③ひな形例文を仕入れる

英語をアウトプットするときには、その元となる土台(ひな形)が必要です。これは、スピーキングとライティングに共通して言えることです。

私たちが英文を作るときというのは、必ずしも、一から自分で文章を作ってはいません。大抵の場合、既に知っている文章を、アレンジしたり組み替えたりして作っているはずです。

ですので、英語を話したり書いたりするときは、その土台となるひな形の英文の量が多ければ多いほど有利です。

 

少しだけ例を挙げて考えてみます。

I will go to the country where I watched a baseball game.

もしこの英文を、しっかり理屈を理解したうえで、無意識に口から出てくるまで暗記したとします。そうすれば、この文章を分解して、他のパーツと自由に組み合わせることで、他にもさまざまな英文を作ることができるようになります。

 

He went to the country where I watched a basketball game a few years ago.

I heard that she came from the country where I enjoyed a soccer game with my friend.

これらの文章は、最初の文章から派生した文章です。なので、基本的な構造やパーツは同じです。ただ時制を変えたり、単語を入れ替えたりするだけで、作れる英文の幅はぐっと広がります。

これこそが、文法をしっかり理解して、素材をたくさんストックしておくことが重要な理由です。