知っていること:できること=100:1

「書ける・話せる」を増やしたければ、「読める・聞ける」英語の幅を、圧倒的に広く深くければなりません。

100の英語を頭に放り込んだら、口から出てくるのは1くらいなものです。あくまで数字は私の感覚ですが、受動的な英語力と能動的な英語力は、本当に100倍くらい違うんじゃないかというくらいに差があるのです。

 

何もインプットされてなければ何も出てこない

 

英語をアウトプットしようと思ったら、自分の中に英語が「入っている」ことが大前提です。

自分に何も英語をインプットしていなければ、あるいはそのインプットの量があまりに少ないのであれば、出てくるものも出てきません。

空っぽのハコを逆さにしても、何も出てこないのと同じです。

 

しかし、100のインプットをしたら100出てくる程、話は簡単ではありません。

私自身、このことは日々痛感しっぱなしです。読んだり聞いたりできる表現は、毎日どんどん増えていくのに、決してそれら全てが口から出てくる訳ではないのです。

繰り返しになりますが、100の知識を頭に入れたら、その内ちゃんと出てくるのは1くらいなのです。

 

なぜそんなにも差があるのか

 

なぜインプットとアウトプットにそこまでの差があるのでしょうか。

英語をインプットしてから、それがアウトプットされるためには、次の3つのハードルがあります。

 

①その知識を使うタイミングに出会う

まず、覚えた知識を使うには、それを使うチャンスに出会わなければなりません。

例えばchemo(化学療法)という単語を覚えたとします。(かなりマイナーですね)。では、もしこの単語を使う機会を待っていたらどうなるでしょうか。おそらく1年に一回でも使えばいい方でしょう。

仮に知識がアウトプットできたとしても、それを使う機会にそもそも恵まれない、そういうことは英語学習において往々にしてあります。

 

②その知識を思い出せる

また、せっかくアウトプットしたとしても、それを実際に使う頃には忘れてしまう、なんてこともしょっちゅうです。原因は2つあります。

 

一つ目は、そもそも定着のさせ方が弱かったパターン

1回その英文に出会って、辞書で調べて読んで、それっきり、というパターンです。このような場合、そもそも知識が定着されていないので、後からアウトプットするのは難しいでしょう。

 

二つ目は、ちゃんと定着さえたけれども、時間が経って忘れてしまったパターン

英語上級者になればなるほど、この問題は顕著に現れてきます。いくら知識を増やしても、その知識がマイナー過ぎて使うタイミングがない、そして本当に必要な時には忘れてしまっているのです。

 

③その知識を正確に再現できる

仮にインプットした知識を使う場面に出会って、それを正確に思い出せさとしても、まだ最後のハードルが残っています。

それは、その知識を正確に「再現」できるかどうか、ということです。

 

スピーキングでは、それが流暢に発話できなかったり、ライティングでは、そのスペルがわからなくなってしまったり、そういうことは頻繁にあります。

インプットした知識を使えるようにするためには、それを正確に再現できるレベルまで、徹底的に落とし込んでいる必要があるのです。

 

確実にアウトプットの質を上げるために

 

では、このような3つのハードルを乗り越えるためにはどうしたらいいのか。

その解決策は、「一人で話す練習をする」ことに尽きます。

 

ここまで見てきた通り、相手のいる会話の中で、自分が勉強した知識を使おうとすれば、それは運頼みにならざるを得ません。

友人との会話の中で、自分がインプットした知識を使う機会を今か今かと待ちながら、けっきょく必要なときに思い出せない、というのでは、あまりにもったいないです。

 

だから、知識を仕入れたら、それを使えるようになるまでは、自分自身で徹底的に練習する。それがアウトプットを上達させるためのコツです。詳しいアウトプットの上達方法はこちらで紹介していますので、参考にしてください。