英語を勉強して変わり始めたこと

英語を学習し始めてから、自分の人生は驚くほど変わりました。それこそ、英語を勉強し始めた2011年当時の私では、絶対に想像できなかった程に変わりました。

もちろん、「自分の人生は英語が全てだ」なんて言うつもりはありません。でも間違いなく、英語との出会いは、私にとって人生における最大の転機の一つだったと、私は思っています。

 

世界の人たちと話がしたくて

 

私が英語を勉強したいと思ったのは、世界の人たちと、自分の言葉でコミュニケーションを取りたかったからでした。

 

ずっと前、私は「この世界から戦争がなくなればいいのに」なんてことを考える子供でした。子供ながらに真剣に考えていました。

そんなことを考えていた私も、二十歳を過ぎて考えに少しずつ変化が出てきます。世界を平和にするとまで言わなくとも、せめて自分の周りにいる人だけでも、笑ってくれたり、幸せになってくれればいいなと思うようになったのです。

自分のほんのちょっとの言葉とか、些細な行動が、その人のその時が少しでもプラスに変わったらいい、そんなこと考えて生きていきたい思うようになったのです。

それが回り回って、世界がいくらか良いものになるんじゃないかって、そんなことを考えていました。

 

だから、もし自分が外国で仲のいい友達をつくって日本に連れてきて、自分の友達がその外国の人を見て、「あの国にはこんなにいい人がいるんだ」とか思ってくれたらいい、

あるいは逆に、日本を嫌っている人が自分のことを見て「ああ日本も悪くないかな」なんて思ってくれたら本当にうれしい、そう思うようになりました。

 

少し前置きが長くなりましたが、それが、私が英語を勉強し始めた一番のきっかけです。

そして今、私は相手が英語を話す人であれば、文字通り誰とでも、心の底から会話を楽しむことができるようになりました。そしてそこから、たくさんの人の繋がりが生まれました。

このことが間違いなく、私が英語を始めたことによる、一番の変化です。

 

国ではなく人を見る

 

私は英語を話すようになって以来、「人を通して」国を見るようになったと思っています。

 

普通、国の名前を聞くと、何かしらのイメージを連想すると思います。「アメリカ」と聞いて、「自由の国」、「人種のるつぼ」というようなイメージです。

おそらくこれらのイメージを作っているのは、私たちが普段聞いているニュースや、一般的に言われている彼らの国民性の類でしょう。だから、これらのイメージというのは、大抵は2次情報、3次情報によって作られたものなので、私はこれらはあてにならないと思っています。

納豆を食べたことがない人が、納豆の味について熱く語っていたら、何か違和感を感じますよね。なぜなら、納豆の味は、納豆を食べて始めてわかるものだということを、みんな知っているからです。

同じことは、国のイメージについても言えます。多くの人は、その国の人と話したことがないのに、その国がどんな国かを決めつけてしまいます。だから違和感があります。

 

国というものに実態はありません。「日本はどれですか?」と聞かれて、皇居や国会議事堂を指差すことはできます。でも、それらはただの建物であり、「日本」ではありません。

結局のところ、国というのは、国境線に囲まれた土地に住んでいる「人」なのであって、その人と直接言葉を交わす以外に、国を見ることはできないと、私は思っています。

 

私は、今英語を通して世界中の人たちと会ってきました。だから、テレビで外国のニュースを見たりすると、私の頭には友達の顔が思い浮かびます。国を人を通してみるようになった、これは英語がくれた大切な財産の一つです。

 

世界に生きている感覚

 

私が英語を話すようになる前は、自分の生きる場所は「日本以外にありえない」と本気で思っていました。

自分は日本で生まれたのだから、当たり前のように日本社会の中で生きて、みんなと同じようにこの国で一生過ごすんだろうなと思っていたのです。

 

でも、英語を話すようになって、海外と多くのつながりを持つようになって、その考えは一変しました。

 

私は現在、東京に住んでいます。でも、それは私が日本で生まれて、じっとただ動かずに東京に止まっているという訳ではありません。私は、自分で「人生のこのタイミングを日本で過ごす」という選択をして、今ここに住んでいます。

英語を話すようになると、国境を越えることをさほど大事ではなくなります。もちろん、出入国の手続きは面倒です。文化の違いや社会の仕組みの違いも、正直やっかいです。

でも、少なくとも自分が英語を話す以上、英語圏である限り言葉は通じるわけです。だから、日本に住む、英語圏の他の国に住む、という複数の選択肢が、どれも同じくらい現実的に感じられるようになります。