自分で望むものは、自分で取りに行く(2)

自分で望むものは、自分で取りに行く(1)では、主体性のある人・主体性のない人の違いについてお話ししてきました。

ここでは、その「主体性」というものを、英語学習のプロセスに当てはめるとどうなるか、ということについて見ていきたいと思います。

 

主体性がないとどうなるか

 

英語学習において、主体性を失ってしまっているとき、私たちはこんな風に考えがちです。

・留学に行けば、英語はうまくなる。
・いい先生に教われば、英語はうまくなる。
・英会話学校に行けば、英語はうまくなる。
・自分の周りを英語環境にすれば、英語はうまくなる。
・必要に迫られる状態になれば、英語はうまくなる。

 

こういう方向に思考が向かってしまう状態では、「自分自身の英語力の向上を、自分以外の何かに求める」ことになります。つまり、自分が実際に英語学習を始めるよりも、自分の周りの環境が自分に有利に変化するのを待ってしまうのです。

だから、いつまで経っても英語は上達しません。

自分が勉強を始めるなら、今すぐにでもできます。でも、英語を勉強しやすい環境が整うのをただただ待っているのでは、時間はどんどん過ぎていきます。

 

グランドに入れば野球はうまくなるか。

 

例えば、「留学に行けば英語がうまくなるだろう」と考えることは、野球少年が「グランドに入れば野球がうまくなるだろう」と考えることと同じです。

英語がうまくなりたいのであれば、結局のところ「あなたは何をするか」が問題になってきます。大事なことは「場所」ではありません。野球がうまくなりたかったら「練習」をしなきゃならないのと同じで、英語がうまくなりたかったら「勉強」しなければならないのです。

 

確かに、東京ドームで野球をやる方が、グランドは整備されているし、何より気持ちも盛り上がるでしょう。でも、学校のグラウンドでだって野球の練習はできます。もっと言うなら、家の裏の空き地だっていいわけです。

「留学に行ってないから英語ができないんです」と言うということはこういうことです。

  

英語がうまくなりたいと思っているのなら

 

もしあなたが、英語がうまくなりたいと思っているのなら、「その結果を自分の意志で取りにいくのか」、それとも「どうなるともわからない偶然に任せ切りにするのか」を選ぶことになります。

大げさに聞こえるかもしれませんが、本当にそうです。

 

自分が変えていけるのは、自分だけです。相手が自分のために何かをしてくれるのを待っていては、いくら時間があっても足りません。

他人や環境に文句を言っているヒマがあったら、まずは自分が動く。そういう気持ちを大切にしてください。

 

ドライブにいく時、10キロ先の信号まで全部青になるまで待つ人がいるでしょうか?

そりゃ全部青になってスタートすれば、誰よりもスムースに前に進めるかもしれません。でも、そうやって環境が整うのを待つくらいなら、まずは壁にぶつかりながらでも、自分で一歩踏み出した方が、ずっと早いと思いませんか?

だから、もし英語を上達させたいと少しでも感じているのであれば、まずは何か一つ、自分自身の行動を変えて行ってみてください!周りの環境なんてのは、大して関係ないものです。

 

自分の選択の積み重ねが、今の現状

 

自分自身をとりまく現実は、少なからず私たちが自分で作り上げたものです。言い換えるなら、それらは私たちが積み重ねてきた「選択の結果」でもあります。

だから、少し厳しく聞こえるかもしれませんが、「英語ができない自分」も自分自身の選択の結果なのです。

でも、「何かを選ぶ自由は、いつも自分にある」ということは忘れないでください。仮に「英語ができない自分」を作ってしまったのが自分の選択の結果だとすれば、「英語ができる自分」を作っていくのもまた、自分の選択の積み重ねなのです。