自分で望むものは、自分で取りに行く(1)

「主体性」は、英語を上達させる上で最も大事な要素のひとつだと、僕は考えています。

英語学習と言うと、どうしてもテキストや勉強方法に目が行きがちです。でも、どんなに良いテキストを使おうが、どんなに効果的な勉強方法を実践しようが、その土台にあるのは、英語と向き合う「心構え」です。

 

英語の話とはちょっとズレるかもしれませんが、今日はそんな「主体性」という心構えの部分についてお話ししたいと思います。

「自分は主体性を持って英語と向き合っているだろうか?」と、改めて考えるきっかけにしてもらえれば嬉しいです。

 

主体性の定義

 

「主体性」という言葉を私なりに定義するのであれば、以下のようになります。

 

・自分で欲しいものを自分で取りにいく姿勢
・自分に降りかかる結果を、自分の行動として受け入れる姿勢

 

主体性がなければ、自分が欲しいものを誰かがくれるまでただ待つことになります。また、それを取りに行くための具体的なアクションを起こすこともできません。

でも、主体性があれば、自分が欲しいものは自ら取りにいくことができます。現状に不満があるのであれば、自分が行動してそれを変えることだってできます。

 

主体性がなければ、自分がうまくいかなかったことを、他人や環境のせいにするだけです。そして、自分の行動を変えることもしません。

でも、主体性があれば、うまくいかなかったことも自分の行動の結果として受け止め、次に向けて自分の行動を変えていけます。

 

主体的な人・主体的でない人

 

それでは、主体的な人とそうでない人は、普段の生活でどのように考え、行動するでしょうか。具体的な日常のワンシーンを例にとって、見ていきます。

 

◎英語の勉強ができなかった。飲み会は週1回に抑えよう。
×英語の勉強ができなかった。誘惑が多かったから、今週は仕方なかった。

◎上司から怒られた。改めて、自分の日々の行動を見直そう。
×上司から怒られた。頭にきたから、同僚と上司の悪口を言おう。

◎満員電車が辛い。明日から1時間早く家を出て、各駅停車で通勤しよう。
×満員電車が辛い。なんで人が多いんだ。

 

主体的な人は、まず自分を変える

 

主体的な人は、自分に降り掛かる結果を変えるために、まずは自分の行動を変えます。それは、結果を変えるためには、自分が積極的に変わっていかなければ、何も変わらないということを自覚しているからです。

上の例からもわかるように、主体的な行動は、次の日からにでもすぐ現状を変えていく力があります。(もちろん即効性がないものも数えきれない程ありますが)。

 

しかし一方で、主体的に行動していかなければ、その人を取り巻く環境が、その人が望むように変化することはありません。

誘惑に勝つために具体的な行動を実行しなければ、一生勉強をする時間はつくれません。上司が怒らない日が来るのを待つのは、ある日突然上司が良い人になるのを待つのと同じです。満員電車に乗る人たちは、あなたが願って減るものではありません。

他人や環境が、自分が望むように変化するのを待つも一つの手です。でも、僕はそれが現実的な選択肢だとは思いません。

 

確かに、自分に不都合な外部の要因のせいで、思うように結果を出せないこともあります。英語の勉強においても、そういう経験をされた方は多いと思います。

でも、ちょっと見方を変えて、「自分が望む結果を出すために、自分は何をできるだろう」と考えてみてみてください。それだけで、世界はがらっと変わるはずです。

 

主体性を「過去」と「未来」に分けて考える

 

主体性というものについて、「過去」と「未来」という視点から、もう少しだけ深く見ていきます。

 

【過去】

過去の悪い結果は、自分以外の人に責任があります」と言ってしまえば「他人が悪いので、自分は何も直すところがありません」と言っているのと同じです。

しかし、自分の行動を変えていかなければ、これからも同じ行動を繰り返すこととなり、当然同じ結果を招くことになります。同じことをして、違う結果を待つより、行動を変えて、違う結果を待った方が良いと思いませんか?

 

【未来】

自分の未来を、自分以外のものに依存するのは、「自分は自分自身に何の決定権もない」と認めることと同じです。

自分の選択の末に出てくるのは「結果」ですが、もしあなたが偶然に身を任せているだけであればそれは「出来事」に過ぎません。

 

うまくいかなかった過去があるのなら、今日からひとつずつでも行動を変えて行ってみてください。何か達成したい未来があるのなら、自分自身の決断を積み重ねて、それに近づいていってください。

英語というのは、そういう主体的な行動の積み重ねで、上達していくものです。

 

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