英語学習を効果的にする、英和辞典と英英辞典の使い分けの方法

    英語上級者にもなると、「英英辞典しか使わない!」という人を見かけます。

   実際に英語学習本とかサイトを見ていても、そういった英英辞典を推奨するような記述が目立つのも確かですし、彼らの言いたい事もわかります。英語は英語だけで勉強した方がいい「気がする」のにも同感です。

 

   もちろん、私自身それは悪いとも思いませんが、それがいいとも思っていません。勉強した気分になる達成感を求めたいのなら、英英辞典を使うのも全然ありです。むしろ推奨します笑。ただ、現実的に英語を勉強するのに効率が良いかという視点で考えるなら、もう少し考えてみる必要があるかもしれません。

   ここでは、必ずしも英英辞典が効果的ではない二つのケースを紹介したいと思います。

 

①そもそも英英辞典を理解できるほどの英語力がない場合。

 

   こんなことはどう考えても論外なのですが、一応ここから説明して行こうと思います笑。

   もしあなたが英英辞典を理解するレベルにまで達していない場合は、意地を張るのをやめて、素直に英和辞典を使うことをおすすめします。たしかに、英英辞典を使っている方が「できるオーラ」はでますが、やめたほうがいいです。

 

   私も昔このような経験がありますが、読めていないので、全く頭に入ってきませんでした。

 

   ただ例外として、「一般的な単語」を調べるのであれば、英英辞典を使っても理解できることも多いかもしれません。なので、そのような場合であれば、英英辞典を使うのもありです。例えばこんなのがあります。

house = a building for people to live in

 

   こんなのを見ると、「なんだ。英英辞典を使って勉強してもいいんじゃないか」と思う人もいるかもしれません。ただ、専門的な単語を調べようとするとそうもいきません。例えば、surplusを英英辞典で見てみましょう。

 

the amount by which the amount of money received is greater than the amount of money spent

(費やした額より、受けっとた額が大きかったときの差額)

 

   この英文をサラッと理解して、しかも的確にこの言葉のイメージを掴める人はなかなかいないのではないでしょうか。これを1回左から右に読んですんなり「黒字」のことを言っているとわかれば、あなたはそれなりの英語力の持ち主です。

 

   ただ普通の人(私なんかがまさにそうですが)であれば、そもそもこの言葉の意味が英語でわかったとしても、なんのことかイマイチわかりにくいですよね。日本語で聞いたってわかりにくいんだから、そんなのを英語で言われたらもっとわかりにくいのが普通です。だったら素直に英和辞典を引く。そして、surplusは「黒字」だと理解した方が断然らくです。

   TOEICでは特に、割とこういったタイプの、英英辞典で表すとわかりにくい単語が多いような気がしますので、そのような場合特に英和辞典をおすすめします。

 

②日本語で覚える方が圧倒的に楽な場合。

 

   これも先ほどの理由と若干かぶるのですが、日本語で覚えた方が断然わかりやすい単語は結構あります。例えばthe United Nationsなんてどうでしょう。これを英語で説明すると以下のようになります。

 

an association of many countries which aims to improve economic and social conditions and to solve political problems in the world in a peaceful way

(社会や経済を発展させ、政治的問題を平和的に解決することを目的とした国々の集まり)

 

   言いたいことはわかったけど結局なんなの?ってなるような説明文です。ちなみにthe United Nationsは「国連」という意味。こんなのをごちゃごちゃと調べるくらいなら日本語でパッと見たほうがわかりやすいです。

 

   英英辞典信者の中には、「英英辞典じゃないと本当のニュアンスがわからない」とかいう人もいますが、そんなのは場合によりけりです。そもそも、そこまでのニュアンスが必要な単語であれば、それは適宜英英辞典を使うべきで、何でもかんでも英英辞典を使うのは賢明じゃありません。

   もちろん、英英辞典じゃないとしっかりと意味を表現できない単語もあるのも事実です。しかし、ある程度日本にもほぼ同じ単語が存在している場合も多々あるのも事実です。特に「国連」みたいな固有名詞はその典型ですね。

   ちゃんと日本語にも1対1で当てはまるような固有名詞があるにも関わらず、そのような理由で英英辞典に固執してしまうのことに意味はありません。ですので、そういったことも考えながら英英辞典をうまく活用してください。