TOEIC900点を超えるのための文法(Part5, 6)の勉強方法

英語の資格試験は、素直に英語力をつけるプロセスで自然に達成できる。

これが僕の基本的な考え方です。

ですから、「TOEIC900点を超える」というタイトルではありますが、どうやって「英語力」とTOEICのスコアを伸ばしていくか、という視点でお話しします。

 

TOEICに特化した勉強をお勧めしない理由

 

TOEICのための文法のお話をする前に、少しだけ余談です。

なぜ僕が「資格試験のための勉強はしないでください」と言い続けるのかについて、少しだけお話をさせてください。

 

①素直に英語力をつければ点数はついてくる

僕がTOEICのための勉強をお勧めしない最初の理由は、総合的な英語力を上げればTOEICの点数は自ずとついてくるからです。

 

TOEICは基礎的なところから問題を出してきます。ですので、問題自体に難しいものはあまりあません。(TOEICは近年読む分量が増えてきているので全て読みきるのは大変ですし、英語が読めていてもわかりにくいところに答えが隠れていることもあります)

だから、僕はTOEICのための対策はする必要があるとは思っていません。

 

もちろん、TOEICの勉強をしてスコアを伸ばしている人も、僕はたくさん知っていますし、それも一つのやり方です。

でももし、「話すため」に英語を学ぶのであれば、TOEICのための勉強はしなくても大丈夫です。しっかり、話すための英語を学ぶプロセスで、スコアも上がります。

 

②TOEICのための知識は応用が効きにくい

 

それともう一つ理由、それはTOEICのための勉強は「話すため」の英語力には繋がりにくいということです。

TOEICの参考書を開いてみると、いろいろなアドバイスがあります。例えば、以下のようなものです。

・写真の◯◯に注目して音声を聞く。
・出だしの疑問詞に注意して聞く。
・前後のつながりから空欄の品詞を理解する。
・各Partを解くための時間配分。

TOEICのための勉強が、話すための英語に良くも悪くも影響を与えることは経験上ほぼありません。

 

おすすめの参考書は?

 

 

さて、ここからがいよいよ本題です。

今回お話するのは、TOEICのための文法学習について。ただもちろん、総合的な英語の力を伸ばせるような、文法学習についてです。

 

僕がほぼ唯一、TOEICという切り口で文法を勉強したのが「TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継」という本です。

 

 

僕がこの本をお勧めする理由は、今自分の持っている文法知識を、TOEICという視点から整理してくれるからです。(ですので、この本はある程度文法の基礎を持っているという方にお勧めします)

ちなみに、普段僕は Grammar in Use という文法テキストをお勧めしているのですが、「TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継」はそれらが説明しきれていないところを、日本語でわかりやすく解説してくれています。

Grammar in Use の特徴と使いかた①
Grammar in Use の特徴と使いかた②

 

 

僕の場合ですが、TEOIC965を取った時点の文法知識は、Grammar in Useで基本を学び、それを「TOEICテスト650点突破!文法講義の実況中継」で改めて整理したものでした。

ですので、Grammar in Use とこの本だけであっても、TOEIC900点を超えるだけの基礎的な部分は学べると僕は思っています。

 

この本のメリットと使いかた

 

この本の使いやすいところは、基本的に講義形式、ところどころ練習問題が入っている構成です。

なので、僕の基本的な使い方は以下のようなものです。

はじめの2周くらいは講義と練習問題両方しっかりと解きながら、この著者のメッセージをしっかり頭に叩き込む。3週目以降は、1~2時間くらいで練習問題のところだけをどんどん解いていく。

 

僕は、何もずっとこの本の全てを読む必要はないと思っています。ある程度の英語力がある状態でこの本を2周ほどすれば、基本的な内容は頭に残るからです。ですので、3週目以降はその内容を練習問題で確認することだけに集中します。

そうすれば短い時間でTOEICで必要な文法を体系的にすっきりと再確認できるので、特にTOEICの前日のウォームアップには最適かもしれません。

もし解くのがある早い人なら、TOEIC会場に向かう電車の中で一通りの復習もできてしまいます。